ドラマ「ツイン・ピークス」や映画「ブルーベルベッド」「マルホランド・ドライブ」などで知られるデヴィッド・リンチ監督が死去した。78歳だった。家族が16日、公式フェイスブックを通じて伝えた。
「深く残念な思いと共にデヴィッド・リンチという男、そしてアーティストが亡くなったことをお伝えします。この時にプライバシーを尊重していただければ幸いです。彼がいなくなった今、世界には大きな穴が開いています。しかし、『穴ではなくドーナツから目を離さないように』と彼は言うでしょう」「黄金色の太陽と青い空がずっと続く、美しい日に」。
同監督は長年の喫煙により、2020年に肺気腫と診断されたが、禁煙にはさらに2年かかった。24年、彼はピープルにこう語っている。「壁に書かれた文字を見たんだ。『やめないと1週間で死ぬ』って。息も絶え絶えで、ほとんど動けなかった」「やめるしかなかったんだ」。
1977年に「イレイザーヘッド」で監督デビューを果たしたリンチ氏は、80年に「エレファント・マン」で話題を呼び、その後「デューン 砂の惑星」「ブルーベルベット」「ワイルド・アット・ハート」「マルホランド・ドライブ」「ロスト・ハイウェイ」といった作品を手掛けた。またテレビドラマでは1992年の「ツイン・ピークス」が大ヒットし、同年には前日譚映画「ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最後の7日間」も公開されている。
最後の映画は06年の「インランド・エンパイア」となっているが、17年にはドラマ「ツイン・ピークス The Return」を監督していた。
(BANG Media International/よろず~ニュース)