参政党の神谷宗幣代表(47)が22日、国会内での2025年初となる定例会見で、今夏の参院選について「比例で5議席。東京選挙区も、前回(当選者の)最低は52万票だったので、そこも狙っていきたい。それも入れれば6(議席)ということになる」と目標を定めた。
同党は2022年7月の参院選で、神谷氏が全国比例で当選。2024年10月の衆院選では、3議席を得た。今夏の参院選について「全国比例で500万票。東京の選挙区で50万票。550というところを目標に、選挙を組み立てている」と明かした。
神谷氏は、24日に召集される通常国会を前に「特に国会で上がってきそうなのは、選択的夫婦別姓。これに強く反対しているのは、我々と日本保守党だけしかないと思います。この2つは人数がすくないので大きな与野党に押されるのが見えているんですが、それでも一定数以上反対してほしいという声がある」と、選択的夫婦別姓制度に反対する党のスタンスを明確にした。
石破茂首相(67)が、選択的夫婦別姓制度を予算案を通す駆け引き材料とするのでは、との観測報道を引き合いに出し「ダメなものはダメですと、はっきりと勝ち負け関係なく理念を通していかないと、政治が与野党で野合してしまっている。そうなると国民は置いてけぼり。思想信条を曲げたり哲学無く政治をやっていると、結局国民がどんどん政治離れしてしまっている」と憂えた。
神谷氏は「今は小さいんですけど、参政党が訴えていることは、国民の10%、20%、30%の人たちの共感を得られるものだと思っている。こういう党があるんだ、こういう理念でやっているんだというところまで含めて、ちゃんと伝えることができれば、必然的に支持率なり認知度は上がっていく」と自負した。
(よろず~ニュース・杉田 康人)