韓国ドラマ「悪霊狩猟団: カウンターズ」などで知られる、俳優のユ・ジュンサン(55)が、舞台公演中にナイフでケガをし、11針を縫った経験があることを明かした。ユ・ジュンサンは1月27日、YouTubeチャンネル「乾杯するお兄さんシン・ドンヨプ」にチョン・サンフンとともにゲストとして出演した。
番組の中で「公演中に、事件や事故が起こったことはあるか」と尋ねられたユン・ジュンサンは「舞台の上から、物が落ちてきたことがある。『ロビン・フッド』というミュージカルでは、アンサンブルの俳優とのシーンで、額にナイフが当たって血が出た」と答えた。相手の俳優と決闘するシーンで、ナイフが額に当たる事故が起きたという。
当時の状況について、「第1幕のエンディング曲の最中だったが、それが血に関する曲だった」と明かした。「『この血で世界を手に入れ、何かを成し遂げる』という歌詞のところで、ちょうど血が出て、指揮者が驚いた顔をしていた。温かいものを感じて、額をぬぐうと手に血がついていた。そこで『俺の血で!』という歌詞に突入した」と“絶妙のタイミング”だったことも説明した。
さらに「公演が行われていた劇場が、百貨店に直結した構造だったので、建物内の整形外科に行くことができて、運が良かった」と“絶妙の位置”に病院があったことも付け加えた。事故の直後に予約し、20分のインターミッションの間に治療を受けたという。
額の切り傷を治すためには、11針縫う治療が必要だったが、インターミッションの間では、麻酔をして治療を受けるには時間が足りなかった。そのため、医者に「すぐに縫ってくれ」と頼み、麻酔なしで縫ってもらったという。「テープを貼って登場し、ギリギリで第2幕を終え、カーテンコールを迎えると涙があふれてきた。なんとかこの公演を乗り切ったと思った」と当時を回想した。
この公演の出演時、ドラマ「風の便りに聞きましたけど!?」のクランクインと重なっていたため、舞台でできた傷は「全てCGで消された」と告白。「(『風の便りに聞きましたけど!?』の)監督から、1~2話の撮影中に、『ジュンサン、君に一番制作費がかかってる』と言われた」と、笑わせた。
(よろず~ニュース特約・moca)