日本維新の会の常任役員会が3日、大阪市内の党本部で行われ、吉村洋文代表(49、大阪府知事)、前原誠司共同代表(62)、岩谷良平幹事長(44)らが出席した。
吉村氏は、党代表の任期や選出方法、飲食費の基準の策定など党内の運営やガバナンス(統治)のあり方について議論する同党のガバナンス委員会のメンバーに、元総務相で経済学者の竹中平蔵氏(73)や野村修也弁護士(62)、政策工房代表取締役社長の原英史氏(59)をあてる人事案を示し、承認された。
自身が提唱し、代表選の公約に掲げたガバナンス委員会の設置について「民間さん中心の第三者的な立場でガバナンス委員会を構築し、少し離れたところから日本維新の会を見ていただく。政党としてのガバナンスの強化、将来的には『政党法』ということを目標にできれば」と強調した。
常任役員会終了後、岩谷氏が記者団の取材に応じ「元々1月中に立ち上げられればということだったんですが、少し伸びている。今交渉中のメンバーの民間のメンバーの承諾をいただき次第ということ。それほど遠い先にはならない」と、竹中氏以外の民間メンバーを若干名増やした後、ガバナンス委員会が正式に発足するとの見方を示した。
(よろず~ニュース・杉田 康人)