モデルの瀬戸あゆみ(31)が3日、厚生労働省の指定難病である「脊椎小脳変性症」を患っていることを自身のインスタグラムで公表した。
瀬戸は「いままで、みなさんにずっと、言えずにいたことがあります」と切り出し、「わたしの持病についてです」と告白した。脊椎小脳変性症について「運動神経を司る小脳がどんどん破壊・消失してゆき、運動失調を主な症状とする神経疾患の病気です。主な症状としては、歩行時にふらつく、手がうまく使えない、口や舌がもつれて話しづらいなどです」とつづった。
疾患の症状として
* 歩行時のふらつきや転倒
* 手足の細かい動作が難しくなる
* 発声や言語が不明瞭になる
* 食物を飲み込みにくくなる
* 眼球が揺れて視点が定まりにくい
* 箸や鉛筆をうまく使えなくなる
* ろれつが回らない
を挙げ「今はもうすべての症状が、大小あれどわたしに出てきている感じです」とした。原因療法はなく「リハビリで進行を遅らせていくしかありません」という。
昨年3月18日に第1子男児を出産。「わたしの場合は、妊娠・出産を経て、日常生活でも動かない時間が長くなってしまい、病気が進んでいってしまった自覚があります」と振り返り、「1年前や2年前のことを思い出しても、今の方がずっと体の動きにくさを顕著に感じています」と現状をつぶやいた。
さらに「この病気は、個人差はあれど、ゆっくりと、けれど確実に進行してゆく、そんな病気です。リハビリ次第ではあるけれど、数年後、歩けなくなり、車椅子に乗るようになり、そして更に数年後は、寝たきりの生活を送り、長生きはできないことが、一般的な予後です」と瀬戸。「病気の進行を止める根本的な治療薬などは、残念ながら今のところまだありません」と病気について説明。発症は「断定はできませんが、大体27歳ごろから、自分の体の色々な変化に気づいて、病院を受診したりしていました」と明かした。
今回の公表動機について「ひとつには、もう言わずにいることに限界を感じたから」であり、さらに「同じような病気の人と、情報交換できたらな、と。もしも同じような病気の人で、子どもを持ちたいと考えている人がいたら。何か伝えられることが、わたしにもあるかもしれない。こんなわたしでも、誰かの役に立てたら。そんなに嬉しいことは、他にはありません」とした。
今後は病気に関しての発信することを明かすと同時に、周囲に「感謝しても感謝し尽くせません」とつづった。
(よろず~ニュース編集部)