俳優のハリソン・フォードは、多国籍自動車メーカー「ステランティス N.V.」グループのブランド「Jeep」のCMへの出演を当初は断っていたという。9日に開催されたNFLの「スーパーボウル」放送中に流れたCMに登場していたハリソンは、「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」（2023年）のジェームズ・マンゴールド監督と再タッグを組むチャンスがあったため、最終的に首を縦に振った。
「最初はいつも断るんだ」「（でも、このCMは）洗練されていて、個人的なものになった。（ジェームズの後押しで）本当に心地よく感じるものになったんだ」と告白。「取扱説明書」と題された2分間のCMの内容については「人生を反芻しているんだ。自分の人生をコントロールし、選択すること、そして自分の人生に責任を持つことについてだ」と説明した。CMが試合当日に放送されることをあまり気にかけていなかったそうで、「僕たちも他のみんなと同じように、そこで食べたり飲んだりするだけさ。試合を見るためにそこにいるんだ」「CMは見たし、どう終わるかも知っているからね」と語った。
CMは、雄大な山脈をバックに米国旗が風に揺れるシーンから始まる。ハリソンはカメラに向かい「僕たちがする最も長いことは、人生を生きることだ。でも、人生には取扱説明書なんてついていない。それがあったらよかったよね。でも、それは僕たちが自分の物語を書けるってことなんだ」と語りかけている。最後は「友人、家族、仕事は僕を幸せにしてくれる。このJeepラングラーもそう。ただ、僕の名前は“フォード”だけどね」（Jeepはフォードのライバル会社・クライスラーのブランドだった）とおちゃめに締めている。
ハリソンの最新作、「キャプテン・アメリカ：ブレイブ・ニュー・ワールド」は14日に日米同時公開となる。
（BANG Media International／よろず～ニュース）