【経営者賞受賞】AGC会長 島村琢哉さん

経営者賞受賞の”喜びの声”
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　晴天の霹靂ですが、このような賞をいただき、大変光栄です。

　受賞理由に「両利きの経営」を挙げていただきましたが、当初から目指していたわけではなく、やってきたことが結果として両利きの経営そのものでした。歴史の長い会社なので体質を変えるのは難しいことですが、原点に立ち返り、会社の存在意義から再構築したことが社員の共感を得て、結果につながったのだと思っています。

　山登りで例えると、五合目までは迷わずに登ったけれど、突然の落石で前に進めなくなり、迂回路を探し始めた途端、迷い始め、元の道も分からなくなることがあります。そういうときは、1回元に戻って冷静になって、道を、あるいは山全体を見て再設定していくべきだと思います。AGCの原点は「世の中がより良くなるための素材を提供する」ことです。これからも、その道を進んで参ります。