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【コロナ禍、PCR検査で社会を支える】渋沢栄一が設立した東洋紡

財界オンライン 2022年1月24日 7時0分

「『われわれは何のために存在するのか』、企業の存在意義を原点にした経営を」
竹内郁夫・東洋紡社長

 新型コロナウイルスの影響もあり、世の中の価値観が変化しました。以前から「サステナビリティ」や「カーボンニュートラル」はありましたが、企業経営における位置づけが変わり、中心的な経営課題となりました。

 そうした中、当社は2020年に火災事故と品質の不適切事案を起こし、お客様にご迷惑をおかけし、従業員の誇りも傷付けてしまいました。21年は防災安全はもちろん、社員が声を上げやすい、心理的安全性の高い環境づくりを進めてきました。また、21年はPCR検査試薬など、地道に取り組んできたことが社会の課題解決に役立っていると社員1人1人が実感できた1年だったと思います。

 22年は、改めて「われわれは何のために存在するのか」、企業の存在意義を原点にした経営をしていきたいと思っています。

 当社は渋沢栄一の『順理則裕(なすべきことをなし、ゆたかにする)』という思いで設立されました。この企業理念を再確認しながら前進していく所存です。

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