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【EV化で変わる自動車産業】ガソリン車の「スパークプラグ」で世界シェアトップ・日本特殊陶業の目指す姿

財界オンライン 2022年2月21日 11時30分

「今までの延長線上にない新規事業開発を!」
日本特殊陶業 川合尊社長

 2021年4月からカンパニー制に移行しました。4~6年の開発周期の自動車に対し、半導体は半年~1年等、カンパニー毎に事業の形態が異なるため、各カンパニーの自立した成長を目指します。移行してまだ間もないですが、世の中の変化に素早く対応して収益確保に動くなど成果も出ています。ただ、今後は収益確保を求めるあまり近視眼的な発想になったり、日特らしくないことを始めたりする懸念も出てくるので、ガバナンス機能もしっかり働かせていきます。

 2040年の〝目指す姿〟に向けて、車両データを元に車の予防整備ができる「ドクターリンク」や水素を活用した「SOFC(固体酸化物形燃料電池)」、水質センシング技術を用いた「陸上養殖システム」など、今までの延長線上にない新規事業開発を進めています。当社が小さな成功事例を作り、それをきっかけに他社と力を合わせて新たな事業を育てていきたいと考えています。そのためにも、人事制度刷新、本社移転など様々な形で社員のマインドセットを変えていくことが22年の大きなテーマです。

【EV化で変わる自動車産業】部品メーカーの生き残り策

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