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日本では約30年ぶり? INPEXが島根・山口沖合で海洋ガス田の試掘調査を実施へ

財界オンライン 2022年1月26日 18時0分

日本では約30年ぶりとも言われる国産ガス田の調査に乗り出したINPEX。この国産ガス田を開発する意義とは何か――。

 

デスク「INPEX(上田隆之社長)が、日本海の沖合で海洋ガス田の試掘調査に踏み切るね」

記者「はい。試掘場所は山口県北沖合約150キロメートル、島根県北西沖合約130キロメートルの日本海。今年3月から7月にかけて、水深約240メートルの場所を試掘する予定です。今回の事業は独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の出資対象事業として採択され、約165億円をJOGMECが出資します」

デスク「仮に石油・天然ガスの商業生産が実現されれば、我が国のエネルギー自給率の向上に寄与することになる」

記者「INPEX関係者によると『ガスの層があるらしいことは分かっているが、生産量も埋蔵量も未定』とのことですが、商業化に向けて十分な量の石油・天然ガスが発見されれば、我が国のエネルギー安定供給に直結することは間違いありません。経済安全保障の観点からも、国産エネルギー資源の確保は大きな意味を持っており、関係者の期待は高まっています」

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