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【日清製粉グループ本社】次期社長に常務の瀧原氏 原材料高騰下をどう生き抜くか?

財界オンライン 2022年4月12日 18時0分

原材料価格の上昇が続く中で、製粉最大手の日清製粉グループ本社で社長交代が発表されました。混沌の今、同社の経営の舵取りを担う人物とは?

デスク「日清製粉グループ本社で社長交代が発表されたね」

記者「経営企画や製品調達の部門での経験が長い常務執行役員の瀧原賢二氏(56)が社長に就任し、現社長の見目信樹氏(61)は特別顧問に就きます。なお、正田修氏は名誉会長相談役のまま留任します」

デスク「どんな人物なの? 」

記者「瀧原氏は生産と販売の両部門をつなぐパイプ役を担い、TPPやFTAなどの国際協定の担当者として最前線で対応してきました。事業会社の日清製粉ではJA全農などとパンや麺などの用途を限定しない汎用性の高い小麦の新品種開発で提携を結ぶときも汗を流しました」

デスク「瀧原次期社長の使命はどんなことになるかな」

記者「豪州の製粉大手を買収したことで北米、カナダ、豪の小麦輸入国での拠点を持ち、食のインフラを担うグローバル展開企業を目指していきますが、当面は小麦粉を中心とした原料高騰への対応となりそうです」

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