コロナ禍で通信量が増大
当社は自社保有の光ファイバー網を生かして、法人向けやコンテンツプロバイダー向けに専用線やVPN等を提供している「ネットワーク事業」、自社FTTx網も活用し、安定かつ高速な通信を提供する「インターネット事業」を展開しています。
【写真で見る】新規事業を生み出した社内コンテストなど、株本社長の業務に密着
今後、通信のトラフィック(通信量)は更に大幅に増えると予想されていることもあり、当社の光ネットワーク網の増強、拡張を進めています。国内の光ファイバー網に加えて、先日これまでに存在していなかった欧州と日本を最短で結ぶ北極圏ルートの海底ケーブル事業に関し、フィンランドの会社とのMoUを締結し検討を開始しました。
法人向けの事業に加えて、インターネット事業をマンション向けに提供する全戸一括型マンションISP国内シェアNo.1「マンションインターネット事業」を展開しています。ここでも当社のFTTx網を含め光ファイバー網が活躍しています。
コロナ禍で、我々の生活は大きく変わりました。外出が難しくなる中、皆さんが一斉に自宅でオンライン会議やオンライン授業などをするようになり、日中のトラフィックが増えました。また、動画視聴の時間も増加し、コロナ禍後のトラフィックは前年に比べ、1.5倍もの量になりました。そうなると「輻輳(ふくそう)」といって、道路と同じでネット回線も混雑するようになってしまったのです。
ただ、我々は自社でインターネットサービスを提供するためのネットワークインフラを持っていますので、お客様の満足度を落とさないため、設備投資を拡大し、通信品質の維持に努めました。
この取り組みによって、我々のサービスをご評価いただけて、当社サービスへ切り替えるお客様、新築マンションを建てる際に我々のサービスを導入するデベロッパー様も増えています。
さらに、我々は2021年8月から次世代通信技術を活用した日本初の通信サービス「Connectix」(コネクティクス)の提供を開始しています。現在、特許を出願中です。
従来のマンションインターネット環境が一般道路だとすると「Connectix」が提供しているのは「高速道路」です。「Connectix」があることで我々を選ぶデベロッパー様も出てきているほどです。
自らが持つ潜在力を社内外に発信
当社は主要3事業に加えて、新たな事業として「DX」を位置づけました。我々はインフラを担う事業者ではありますが、お客様にもっと、通信インフラにとどまらない価値を提供できるのはないかと考えています。
例えば2022年1月、当社はゲーム情報メディアなどを持つGameWith社と合弁会社の設立を合意しました。
コロナ禍以降、人が移動できない代わりに通信により「情報」が移動するようになりました。しかも仮想空間「メタバース」が普及の可能性を見せています。今後、我々の世界では、場所を問わずどこにいても、あたかも動いているかのような体験が実現できる可能性があります。その世界で、我々通信の役割はますます重要になると考えています。
2019年より、グループ内全社員を対象にビジネスアイデアコンテストを開催してきましたが、ゲーム関連事業を手掛けるアイデアは、この中から生まれてきました。
私はこの会社には多くの可能性、潜在力があると考えています。それを市場のみならず、社員に気づいてもらうような発信をしていくことも、私の大事な仕事だと思っています。
株本 幸二 かぶもと・こうじ
1959年5月宮崎県生まれ。83年九州大学経済学部卒業後、丸紅入社。2014年執行役員、15年同情報・物流本部長、16年同情報・物流・ヘルスケア本部長、19年同情報・不動産本部長、アルテリア・ネットワークス代表取締役社長CEOに就任。
当社は自社保有の光ファイバー網を生かして、法人向けやコンテンツプロバイダー向けに専用線やVPN等を提供している「ネットワーク事業」、自社FTTx網も活用し、安定かつ高速な通信を提供する「インターネット事業」を展開しています。
【写真で見る】新規事業を生み出した社内コンテストなど、株本社長の業務に密着
今後、通信のトラフィック(通信量)は更に大幅に増えると予想されていることもあり、当社の光ネットワーク網の増強、拡張を進めています。国内の光ファイバー網に加えて、先日これまでに存在していなかった欧州と日本を最短で結ぶ北極圏ルートの海底ケーブル事業に関し、フィンランドの会社とのMoUを締結し検討を開始しました。
法人向けの事業に加えて、インターネット事業をマンション向けに提供する全戸一括型マンションISP国内シェアNo.1「マンションインターネット事業」を展開しています。ここでも当社のFTTx網を含め光ファイバー網が活躍しています。
コロナ禍で、我々の生活は大きく変わりました。外出が難しくなる中、皆さんが一斉に自宅でオンライン会議やオンライン授業などをするようになり、日中のトラフィックが増えました。また、動画視聴の時間も増加し、コロナ禍後のトラフィックは前年に比べ、1.5倍もの量になりました。そうなると「輻輳(ふくそう)」といって、道路と同じでネット回線も混雑するようになってしまったのです。
ただ、我々は自社でインターネットサービスを提供するためのネットワークインフラを持っていますので、お客様の満足度を落とさないため、設備投資を拡大し、通信品質の維持に努めました。
この取り組みによって、我々のサービスをご評価いただけて、当社サービスへ切り替えるお客様、新築マンションを建てる際に我々のサービスを導入するデベロッパー様も増えています。
さらに、我々は2021年8月から次世代通信技術を活用した日本初の通信サービス「Connectix」(コネクティクス)の提供を開始しています。現在、特許を出願中です。
従来のマンションインターネット環境が一般道路だとすると「Connectix」が提供しているのは「高速道路」です。「Connectix」があることで我々を選ぶデベロッパー様も出てきているほどです。
自らが持つ潜在力を社内外に発信
当社は主要3事業に加えて、新たな事業として「DX」を位置づけました。我々はインフラを担う事業者ではありますが、お客様にもっと、通信インフラにとどまらない価値を提供できるのはないかと考えています。
例えば2022年1月、当社はゲーム情報メディアなどを持つGameWith社と合弁会社の設立を合意しました。
コロナ禍以降、人が移動できない代わりに通信により「情報」が移動するようになりました。しかも仮想空間「メタバース」が普及の可能性を見せています。今後、我々の世界では、場所を問わずどこにいても、あたかも動いているかのような体験が実現できる可能性があります。その世界で、我々通信の役割はますます重要になると考えています。
2019年より、グループ内全社員を対象にビジネスアイデアコンテストを開催してきましたが、ゲーム関連事業を手掛けるアイデアは、この中から生まれてきました。
私はこの会社には多くの可能性、潜在力があると考えています。それを市場のみならず、社員に気づいてもらうような発信をしていくことも、私の大事な仕事だと思っています。
株本 幸二 かぶもと・こうじ
1959年5月宮崎県生まれ。83年九州大学経済学部卒業後、丸紅入社。2014年執行役員、15年同情報・物流本部長、16年同情報・物流・ヘルスケア本部長、19年同情報・不動産本部長、アルテリア・ネットワークス代表取締役社長CEOに就任。