観光資源・ザトウクジラの来遊予測も手掛ける
「従来以上に連携関係を強化していく」と話すのは、みずほ銀行副頭取の梅宮真氏。
【あわせて読みたい】みずほ銀行頭取・加藤勝彦の「現場行脚」「お客様を知るために行動して欲しい」
2022年8月30日、みずほ銀行、みずほリサーチ&テクノロジーズ、東京都八丈町はサステナビリティ(持続可能性)やDX(デジタルトランスフォーメーション)に関する包括連携協定を結んだ。
みずほ銀行は、旧富士銀行が58年前の1964年11月に出張所を開設した。今は八丈島に拠点を構える唯一のメガバンク。
20年8月には、八丈町、八丈町商工会とキャッシュレス化推進に関する包括連携協定を締結。キャッシュレス化を起点にデジタルテクノロジーの社会実装を通じた地域課題の解決を図る『スマートアイランド化』の実現に向け連携してきた。
例えば、コロナ対応の支援給付金に関して、親が八丈島、子が島外に住む学生だった場合、1人3万円を、みずほが持つQR決済の機能を活用して手数料無料で送金できるようにした他、防災・減災に向けて取引先企業である応用地質、日本工営と共同で自然災害を未然・早期
に検知する仕組みを構築するなどしてきた。
さらに、東京都が八丈町の活性化に向けて22年度から3年間の「東京宝島 サステナブル・アイランド創造事業」を新設。みずほは事務局機能を担うことになった。「人口減少の一方、事務量が多くなっている。仕事がスムーズに進むことを期待している」(八丈町町長の山下奉也氏)
観光、水産業、防災・減災、行政、データ連携基盤のDXに向けて連携していくが、例えば八丈島の観光の目玉はザトウクジラのホエールウォッチング。今の来遊予測精度は40%だが、これをAIを活用して3年後には80%に高める目標を持つ。
「全てを我々だけでは賄いきれない。その分野に最もふさわしいパートナーを連れてくることも我々の仕事」(梅宮氏)として、銀行としての「顔の広さ」も生かしていく。八丈町での成果を基に、他の自治体との連携も模索する方針だ。
「従来以上に連携関係を強化していく」と話すのは、みずほ銀行副頭取の梅宮真氏。
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2022年8月30日、みずほ銀行、みずほリサーチ&テクノロジーズ、東京都八丈町はサステナビリティ(持続可能性)やDX(デジタルトランスフォーメーション)に関する包括連携協定を結んだ。
みずほ銀行は、旧富士銀行が58年前の1964年11月に出張所を開設した。今は八丈島に拠点を構える唯一のメガバンク。
20年8月には、八丈町、八丈町商工会とキャッシュレス化推進に関する包括連携協定を締結。キャッシュレス化を起点にデジタルテクノロジーの社会実装を通じた地域課題の解決を図る『スマートアイランド化』の実現に向け連携してきた。
例えば、コロナ対応の支援給付金に関して、親が八丈島、子が島外に住む学生だった場合、1人3万円を、みずほが持つQR決済の機能を活用して手数料無料で送金できるようにした他、防災・減災に向けて取引先企業である応用地質、日本工営と共同で自然災害を未然・早期
に検知する仕組みを構築するなどしてきた。
さらに、東京都が八丈町の活性化に向けて22年度から3年間の「東京宝島 サステナブル・アイランド創造事業」を新設。みずほは事務局機能を担うことになった。「人口減少の一方、事務量が多くなっている。仕事がスムーズに進むことを期待している」(八丈町町長の山下奉也氏)
観光、水産業、防災・減災、行政、データ連携基盤のDXに向けて連携していくが、例えば八丈島の観光の目玉はザトウクジラのホエールウォッチング。今の来遊予測精度は40%だが、これをAIを活用して3年後には80%に高める目標を持つ。
「全てを我々だけでは賄いきれない。その分野に最もふさわしいパートナーを連れてくることも我々の仕事」(梅宮氏)として、銀行としての「顔の広さ」も生かしていく。八丈町での成果を基に、他の自治体との連携も模索する方針だ。