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【金融新領域を開拓】SBIホールディングス・北尾吉孝会長兼社長が語る「2023年の決意」

財界オンライン 2023年1月31日 18時0分

2023年は「癸卯の年」ですが、「癸」が付く年は大きな転換点になると昔から言われています。また、「卯」には茂った草を踏み分けて新しいものを切り開いていくという字義があります。 

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 日本では23年に日本銀行総裁の任期が到来し、これまでの金融政策が変わるという激震が起こる可能性があります。また、ウクライナ戦争など地政学リスクがどうなるかも焦点です。 

 我々が転換点をつくるということでは、国内株式のオンライン売買手数料無料化の実現が挙げられます。これは証券業界に大変革をもたらすと見ています。 

 また、暗号資産は米FTXの問題に端を発し、世界各国で規制の整備・強化が進むでしょう。投資家が安心して投資できる環境をつくる好機です。デジタルスペースの世界でも暗号資産との融合やWeb3.0を構成するテクノロジーのさらなる進化を期待しています。 

 私は福澤諭吉が好んだ「自我作古」という言葉を大事にしていますが、知識を吸収し、思索を繰り返して、常に新たな境地を切り開きたいと思っています。

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