「『世界中の不動産投資を民主化する』がビジョン」
2023年3月31日、シーラテクノロジーズは米国ナスダック市場に上場した。不動産企業の上場は日本で初めてのこと。米国での上場を選んだ理由として杉本氏は「米国の方が市場からの評価が高かった」と話す。
【あわせて読みたい】「米国株は波乱相場、下落が続く。日本は30年続くデフレを脱却できるかが問われる」スガシタパートナーズ・菅下清廣
同社は不動産クラウドファンディング、投資用マンション分譲、一棟レジデンス・ビル販売・仲介、太陽光発電所販売、アセットマネジメントを手掛ける。
特に注力するのが不動産クラウドファンディング「利回りくん」。会員数は約25万5000人で国内首位、世界でも3位に位置する。21年に楽天グループと資本業務提携を結び、楽天ポイントとの連携も実現している。
特徴は数千万円~数億円のローンを組む必要があった不動産投資を、1口1万円から投資できるようにしたこと。「応援型」と称して、例えば堀江貴文氏が出資するロケットベンチャーへの投資案件などを実施。「銀行が資金を出さなかった事業を民間、投資家の力で実現した」。
結果、そのベンチャーの本社、工場がある北海道広尾郡大樹町では雇用が生まれ、不動産価値が高まるという効果を生んだ。
今後は、楽天とのID連携や、楽天ポイントを投資に利用できるようになるなど、楽天グループとの連携をさらに深める。また、各地域で赤字が続く公共施設の再生にクラウドファンディングを活用すべく、様々な自治体と協議を進めている最中。
不動産クラウドファンディングを手掛ける他社との違いについて「我々には、他社にはない不動産開発能力がある。見ている方向性も違う」と強調。今後、海外展開も視野に入れている。
杉本氏は05年、名証セントレックスに不動産業界最年少上場を果たした起業家。だがリーマン・ショックで業績が急激に悪化し、09年に民事再生法の適用を受けた。だが、周囲の支援もあって再起、ナスダック上場にまでたどり着いた。
「孫正義さん、三木谷浩史さんなど先輩起業家に強い影響を受けた。人生一度きり、挑戦する気持ちを忘れない」と話す。
2023年3月31日、シーラテクノロジーズは米国ナスダック市場に上場した。不動産企業の上場は日本で初めてのこと。米国での上場を選んだ理由として杉本氏は「米国の方が市場からの評価が高かった」と話す。
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同社は不動産クラウドファンディング、投資用マンション分譲、一棟レジデンス・ビル販売・仲介、太陽光発電所販売、アセットマネジメントを手掛ける。
特に注力するのが不動産クラウドファンディング「利回りくん」。会員数は約25万5000人で国内首位、世界でも3位に位置する。21年に楽天グループと資本業務提携を結び、楽天ポイントとの連携も実現している。
特徴は数千万円~数億円のローンを組む必要があった不動産投資を、1口1万円から投資できるようにしたこと。「応援型」と称して、例えば堀江貴文氏が出資するロケットベンチャーへの投資案件などを実施。「銀行が資金を出さなかった事業を民間、投資家の力で実現した」。
結果、そのベンチャーの本社、工場がある北海道広尾郡大樹町では雇用が生まれ、不動産価値が高まるという効果を生んだ。
今後は、楽天とのID連携や、楽天ポイントを投資に利用できるようになるなど、楽天グループとの連携をさらに深める。また、各地域で赤字が続く公共施設の再生にクラウドファンディングを活用すべく、様々な自治体と協議を進めている最中。
不動産クラウドファンディングを手掛ける他社との違いについて「我々には、他社にはない不動産開発能力がある。見ている方向性も違う」と強調。今後、海外展開も視野に入れている。
杉本氏は05年、名証セントレックスに不動産業界最年少上場を果たした起業家。だがリーマン・ショックで業績が急激に悪化し、09年に民事再生法の適用を受けた。だが、周囲の支援もあって再起、ナスダック上場にまでたどり着いた。
「孫正義さん、三木谷浩史さんなど先輩起業家に強い影響を受けた。人生一度きり、挑戦する気持ちを忘れない」と話す。