アサヒビールが高級、サントリービールは中価格帯 ビールの値付けに工夫

デスク「原材料高騰の対応に追われるビール業界で値付け戦略の違いが出てきたね」

ニトリホールディングス会長・似鳥昭雄「ピンチはチャンス。改革で新事業を創出していく！」

記者「アサヒビールは主力ビール『スーパードライ』より50円ほど高いプレミアムビール『アサヒ食彩』を発売します。同社によれば2022年のプレミアムビールの購入者は2206万人で20年から300万人以上増加したと言います。開栓すると、きめ細かい泡が自然発生するフタも採用しています」

デスク「高級品を求める客層もいるというわけだね」

記者「コロナ禍で定着した家ナカ時間の充実を求めたり、物価高騰から消耗品は節約しつつも、嗜好品はいいものを求めるメリハリ消費が出てきたようです」

デスク「他社で異なる戦略は？」

記者「サントリーが主力ビールより10円ほど安い中価格帯のスタンダード系ビール『サントリー生ビール』が販売好調で上方修正を重ねています。10月のビール減税を控え、得意技を生かした市場開拓となります」