伊藤忠商事がICT(情報通信技術)子会社の伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)に株式公開買付け(TOB)を実施。グループ再編に乗り出す。
「CTCを非公開化することで、企業改革に向けた更なる経営資源の投入やより柔軟で、機動的な経営施策の実行を可能とし、当社およびCTCの収益拡大を実現していきたい」
伊藤忠商事社長の石井敬太氏はこう語る。
近年はコロナ禍を経て、DX(デジタルトランスフォーメーション)による企業のビジネス変革の動きが加速しており、CTCも従来のシステム開発や保守・運用だけでは対応が不十分だと判断。伊藤忠の総合力を生かして、海外を含めた事業領域の拡大を図ろうとしている。
現在、伊藤忠はCTCの株式61.24%を保有する。今回のTOBによって、伊藤忠は最大3876億円を投じてCTCを完全子会社化し、非資源分野の更なる強化につなげる狙いだ。
「ChatGPTや自動運転など、デジタル革命の進化レベルとスピードが上がってきており、1社だけでは多様化・複雑化する新しいニーズへの対応が難しくなってきている。今のCTCの事業モデルを迅速にマーケット対応型に進化させていく」と語る石井氏。
市況に左右されにくい体質づくりへ。伊藤忠のグループ再編はこれからも続きそうだ。
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「CTCを非公開化することで、企業改革に向けた更なる経営資源の投入やより柔軟で、機動的な経営施策の実行を可能とし、当社およびCTCの収益拡大を実現していきたい」
伊藤忠商事社長の石井敬太氏はこう語る。
近年はコロナ禍を経て、DX(デジタルトランスフォーメーション)による企業のビジネス変革の動きが加速しており、CTCも従来のシステム開発や保守・運用だけでは対応が不十分だと判断。伊藤忠の総合力を生かして、海外を含めた事業領域の拡大を図ろうとしている。
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