脱炭素と安定供給を両立させていくには、再エネとゼロエミッション火力を組み合わせてやっていくことが大事だろうと考えている。われわれは再エネ開発に加え、ゼロエミッション火力や水素・アンモニアのバリューチェーンを自分たちでつくっていく。いろいろなオプションを提供できることが重要だ。
もちろん、再エネ開発はフルアクセルでやっていくが、再エネに置き換わっていくまでには時間がかかる。現実的には再エネをやりながら、火力発電所自体のCO2排出量を下げて、最後はゼロエミッション火力に持っていく。われわれはそれを並行してやっていくし、そのオプションを組み合わせることで安定供給を損なうことなく、確実に脱炭素を進めていきたい。これは日本だけでなく、東南アジアも同様に考えている。
どうしても脱炭素=電源を再エネに、と考えがちだが、それぞれの国で最適なソリューションはそれぞれ違う。再エネ100%を達成しやすい国もあれば、そうでない国もある。地理的条件や経済条件、社会のインフラ状況によって違いがあるので、いろいろなオプションを組み合わせて脱炭素と安定供給を図っていくことが大事。そういう風にしないと、現実的に脱炭素は進まないと思っている。
既存の電力会社は一つの完成されたモデルを形成していて、地域社会と密着して活動するのに最適なカルチャーになっている。JERAはローカルな部分もあるが、それに加えて、ローカルにもグローバルにも通用するような新しいカルチャーをつくっていこうと考えている。
社会に対して、エネルギー分野で次々と新しい価値を送り出していく。そういう楽しさにあふれた会社にしたい。
ENEOSホールディングス社長・齊藤猛「エネルギー・素材の安定供給と脱炭素社会の実現に貢献していく」
もちろん、再エネ開発はフルアクセルでやっていくが、再エネに置き換わっていくまでには時間がかかる。現実的には再エネをやりながら、火力発電所自体のCO2排出量を下げて、最後はゼロエミッション火力に持っていく。われわれはそれを並行してやっていくし、そのオプションを組み合わせることで安定供給を損なうことなく、確実に脱炭素を進めていきたい。これは日本だけでなく、東南アジアも同様に考えている。
どうしても脱炭素=電源を再エネに、と考えがちだが、それぞれの国で最適なソリューションはそれぞれ違う。再エネ100%を達成しやすい国もあれば、そうでない国もある。地理的条件や経済条件、社会のインフラ状況によって違いがあるので、いろいろなオプションを組み合わせて脱炭素と安定供給を図っていくことが大事。そういう風にしないと、現実的に脱炭素は進まないと思っている。
既存の電力会社は一つの完成されたモデルを形成していて、地域社会と密着して活動するのに最適なカルチャーになっている。JERAはローカルな部分もあるが、それに加えて、ローカルにもグローバルにも通用するような新しいカルチャーをつくっていこうと考えている。
社会に対して、エネルギー分野で次々と新しい価値を送り出していく。そういう楽しさにあふれた会社にしたい。
ENEOSホールディングス社長・齊藤猛「エネルギー・素材の安定供給と脱炭素社会の実現に貢献していく」