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「虎ノ門ヒルズステーションタワー」開業、変貌する虎ノ門

財界オンライン 2023年10月27日 7時0分

「東京の国際競争力を高める都市づくりに、今後も取り組んでいく」と話すのは、森ビル社長の辻慎吾氏。

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 10月6日、東京・虎ノ門に森ビルが主導して開発した『虎ノ門ヒルズステーションタワー』が開業した。虎ノ門ではこれまで、14年に虎ノ門ヒルズ森タワー、20年にビジネスタワー、22年にレジデンシャルタワーを段階的に竣工。ステーションタワーの完成で4つの再開発が地下、地上2階のデッキでつながり、ハード面で虎ノ門ヒルズプロジェクトは完成を見た。

 また、今回のステーションタワーでは「駅と街の一体開発」を目指し、東京メトロ日比谷線の新駅「虎ノ門ヒルズ駅」を整備。地下鉄駅では珍しい「駅前広場」を備えた駅が完成した。

 森ビルが開発した六本木ヒルズと比較して、区域面積自体は小さいが、延床面積、オフィス総貸室面積は広く、同等レベルの新たな街が誕生。

 森ビルは虎ノ門ヒルズを「国際新都心 グローバルビジネスセンター」と位置づける。ステーションタワーにはグローバル企業と、日本のスタートアップが交流や情報発信をすることができる仕掛けをいくつも用意。

 辻氏が言うように、森ビルは東京の「国際競争力」を高めるための街づくりを進めている。今年11月24日には『麻布台ヒルズ』も開業する。いずれも職・住・遊など、グローバルプレイヤーが求める機能をコンパクトな形にして提供している。

 今後に向けては「第2六本木ヒルズ」とも称される「六本木5丁目西地区」再開発も控える。オフィス市況の先行きも懸念される中、グローバル企業含め、「人」を引き付けられるか。

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