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テクニスコ社長・関家圭三「切る、削る、磨く、メタライズ、接合の5つの先端技術を組み合わせて、お客様の課題解決を!」

財界オンライン 2023年11月6日 7時0分

「お客様の想いに応える真のソリューションパートナーを目指して」――。1970年にディスコの研削切断加工技術を活かした、精密部品の受託加工メーカーとして設立されたテクニスコ。電子部品から発生する熱を吸収し、放熱するヒートシンクに強みを持ち、近年は新素材シルバーダイヤを使った高性能ヒートシンクに注力。関家氏が「半導体関連はもちろん、航空宇宙、医療分野での販売も期待できる」と語る同社の成長戦略とは。



1つの製品の中で最先端技術をクロスさせる

 ─ 新規上場を果たした今、これからテクニスコをどういう会社にしていきたいと考えていますか。

 関家 わたしがよく言っているのは、われわれはソリューションプロバイダーであるということ。お客様はいろいろ加工で困られて、最終的にうちに辿り着くパターンが多いんですね。

 ですから、できれば上場で知名度が上がることによって、ファーストコール、要するに、ちょっと困ったら、すぐテクニスコに相談しようという会社になれればいいなと考えています。

 われわれの武器は、切る、削る、磨く、メタライズ、接合の5つの加工技術でして、1つの製品の中で、これらの最先端技術をクロスさせるという意味で『クロスエッジ Technology』と言っているんですね。

 当社のミッションは「高度なクロスエッジ Technologyの継続的なチャレンジによって、人々の喜びの実現の一助になる」ということです。

 われわれが持っている様々な生産技術、切断であったり、磨いたり、薄膜を付けるとか、いろんな技術を持っています。それらを組み合わせて、お客様の要望に答えていこうというのが目指す方向です。

 ─ 先端技術を混ぜ合わせる、クロスさせるということでのクロスエッジですね。

 関家 ええ。それら先端技術を組み合わせて、お客様が本来何社かに外注を出さなければならないところを、当社なら1カ所でできますよと。

 切る、削る、磨く、メタライズ、接合という5つを核として、お客様の「こんなことできないか?」という想いを、共に解決していく真のソリューションパートナーを目指していきたいと考えています。

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