デスク「ニデック(旧日本電産)が、EVトランクションモーター(EV=電気自動車の心臓部となる駆動モータシステム)事業の戦略を再構築しているね」
記者「ええ。同社が今後の成長戦略に位置づける同事業ですが、中国で想定以上の価格下落が続いています。会長の永守重信氏は『50年間会社を経営しているが、競争相手も自分たちも赤字なんて初めて』と話しており、戦略を抜本的に見直すことになりました」
デスク「今後、同社は不採算機種の受注を制限して、収益性を重視。商圏もこれまでの中国中心から、欧米への展開に切り換えるとか」
記者「はい。かねてから、2025年がEV普及の分水嶺になると言い続けてきた永守氏ですが、現実には想定より前から価格競争が起こってしまいました。いまEVで利益を上げているのは米テスラと中国BYDくらいですが、共に成長は鈍化。そうした中、どのように収益性を向上させていくのか。永守氏の手腕が問われます」
第一生命経済研究所 首席エコノミスト・熊野英生の提言「消費は良いのか、悪いのか?」
記者「ええ。同社が今後の成長戦略に位置づける同事業ですが、中国で想定以上の価格下落が続いています。会長の永守重信氏は『50年間会社を経営しているが、競争相手も自分たちも赤字なんて初めて』と話しており、戦略を抜本的に見直すことになりました」
デスク「今後、同社は不採算機種の受注を制限して、収益性を重視。商圏もこれまでの中国中心から、欧米への展開に切り換えるとか」
記者「はい。かねてから、2025年がEV普及の分水嶺になると言い続けてきた永守氏ですが、現実には想定より前から価格競争が起こってしまいました。いまEVで利益を上げているのは米テスラと中国BYDくらいですが、共に成長は鈍化。そうした中、どのように収益性を向上させていくのか。永守氏の手腕が問われます」
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