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米国の外食業界が安値戦争に突入 マクドナルドが5ドルメニューを投入

財界オンライン 2024年9月4日 18時0分

デスク「インフレ下で消費者の節約志向が強まり、米国内の消費が弱含みする、大手外食が安値戦争を繰り広げているね」

記者「マクドナルドは主要顧客の中間層を呼び戻すため、12ドル前後だった価格を半額にする破格の5ドル(740円)メニューを導入しました。また、それまで低価格路線と一線を画していたスターバックスなど、他の外食チェーンも5ドル前後のメニューを取り入れており、顧客獲得競争は熱を帯びています。マックでセットを買い求めた利用者が他商品も追加購入する好循環が生まれ、客単価は10ドル程度に。『売れ行きは想定を上回った』(幹部)ため、提供期間を延長すると決めました」

デスク「ただ、値下げしても収益面での課題が残るけど」

記者「ええ。値下げ競争は売り上げの増加につながる期待がある半面、人件費が高止まりする中、採算悪化を招くリスクを抱えていることから、『諸刃の剣』と言えます。今後の業績が想定を下回るような事態に陥れば、株が大きく売られる悪循環を招きかねません」

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