多様なお客様のニーズにお応えできるようにする─。
基幹ブランドであるカジュアルブランドの「グローバルワーク」やスタイルエディトリアルブランドの「ニコアンド」など45以上のブランドを展開する当社は会社設立70周年を迎え、今年9月末にはグローバルワークがブランド30周年を迎えました。
アパレル業界では単一ブランドによる展開が主流ですが、あえて当社はそれとは距離をとり、多種多様なマルチブランド戦略で2024年2月期の売上高は過去最高の2755億円、アパレル業界では売上高3位を維持しています。グローバルワーク単体の売上高が500億円を突破するなど、全店舗数も1563店舗に達しています。
当社のマルチブランド戦略では、その役割とステージに応じて「独立型」「成長型」「収益型」の3つに分類。独立型はグローバルワークを筆頭に、会社全体の安定的な事業運営に貢献しているブランドになります。
成長型は新しいマーケットやカテゴリーを開拓し、売り上げ規模を拡大するブランド群。収益型はトレンドをうまく捉えながらデザイン性を磨き、商品の付加価値化に継続的に取り組んでいるブランド群となります。
「まちがいない服」を提供する─。これがグローバルワークのテーマです。同ブランドは当社の売上高の約20%を占め、コロナ禍で売り上げが落ち込んだ2021年2月期の338億円と比較して約1.5倍の成長を遂げました。今後は当社の成長を引っ張るブランドになります。
グローバルワークの特長は売り上げを上げる店舗設計とお客様の声を徹底的に分析・反映した商品です。店舗設計では、商品理解を促すPOPの設置を通じた「間接接客」による購買促進や骨格診断・パーソナルカラー診断・商品検索が可能なOMO型ミラーサイネージの導入、独自の店内什器による店頭在庫量の増加などが挙げられます。
一方の商品企画では、会員数が1820万人を超えている自社EC「ドットエスティ(.ST)」やお客様のネガティブな声も反映するAIツール「スタッフボイス(STAFF VOICE)」の活用によって、お客様の口コミなどを徹底的に分析した上で、そのニーズを商品に反映した商品を生み出しています。
お客様の声をもとに修正を繰り返していくことで商品の強みを洗い出し、新商品を生み出していくことにつなげています。その結果、シリーズ累計販売本数が110万本を突破した「アーバンスラックス」や400万枚を突破した「ウツクシルエットパンツ」など「オンにもオフにも着られる」商品を生み出すことができました。
こういったマルチブランド戦略を展開できるのも、70年かけて培ってきた企画・生産まで手掛ける垂直統合型SPA事業を展開し、独自のサプライチェーンを構築しているからです。様々なエッセンスのブランドがあることで、全体の効率化を図ることができているのです。
グローバルワークの次の目標は売上高1000億円の達成です。主力商品の育成を図り、国内の出店についても、従来のような郊外だけではなく、国内好立地の主要都市にも出店します。25年春には旗艦店第1号を東京・銀座にオープンします。そして、海外も同年中にフィリピンやタイへも進出する予定です。
アメリカンカジュアルが好きで福田屋洋服店に入社した頃は、まだ10店舗ほどしかありませんでしたが、今ではグローバルを目指せるようになりました。最終的にはグループ連結売上高1兆円を目指していきます。
山田裕一朗・ファインディ代表取締役「日本が豊かになるためにもITエンジニアの力が必要!」
基幹ブランドであるカジュアルブランドの「グローバルワーク」やスタイルエディトリアルブランドの「ニコアンド」など45以上のブランドを展開する当社は会社設立70周年を迎え、今年9月末にはグローバルワークがブランド30周年を迎えました。
アパレル業界では単一ブランドによる展開が主流ですが、あえて当社はそれとは距離をとり、多種多様なマルチブランド戦略で2024年2月期の売上高は過去最高の2755億円、アパレル業界では売上高3位を維持しています。グローバルワーク単体の売上高が500億円を突破するなど、全店舗数も1563店舗に達しています。
当社のマルチブランド戦略では、その役割とステージに応じて「独立型」「成長型」「収益型」の3つに分類。独立型はグローバルワークを筆頭に、会社全体の安定的な事業運営に貢献しているブランドになります。
成長型は新しいマーケットやカテゴリーを開拓し、売り上げ規模を拡大するブランド群。収益型はトレンドをうまく捉えながらデザイン性を磨き、商品の付加価値化に継続的に取り組んでいるブランド群となります。
「まちがいない服」を提供する─。これがグローバルワークのテーマです。同ブランドは当社の売上高の約20%を占め、コロナ禍で売り上げが落ち込んだ2021年2月期の338億円と比較して約1.5倍の成長を遂げました。今後は当社の成長を引っ張るブランドになります。
グローバルワークの特長は売り上げを上げる店舗設計とお客様の声を徹底的に分析・反映した商品です。店舗設計では、商品理解を促すPOPの設置を通じた「間接接客」による購買促進や骨格診断・パーソナルカラー診断・商品検索が可能なOMO型ミラーサイネージの導入、独自の店内什器による店頭在庫量の増加などが挙げられます。
一方の商品企画では、会員数が1820万人を超えている自社EC「ドットエスティ(.ST)」やお客様のネガティブな声も反映するAIツール「スタッフボイス(STAFF VOICE)」の活用によって、お客様の口コミなどを徹底的に分析した上で、そのニーズを商品に反映した商品を生み出しています。
お客様の声をもとに修正を繰り返していくことで商品の強みを洗い出し、新商品を生み出していくことにつなげています。その結果、シリーズ累計販売本数が110万本を突破した「アーバンスラックス」や400万枚を突破した「ウツクシルエットパンツ」など「オンにもオフにも着られる」商品を生み出すことができました。
こういったマルチブランド戦略を展開できるのも、70年かけて培ってきた企画・生産まで手掛ける垂直統合型SPA事業を展開し、独自のサプライチェーンを構築しているからです。様々なエッセンスのブランドがあることで、全体の効率化を図ることができているのです。
グローバルワークの次の目標は売上高1000億円の達成です。主力商品の育成を図り、国内の出店についても、従来のような郊外だけではなく、国内好立地の主要都市にも出店します。25年春には旗艦店第1号を東京・銀座にオープンします。そして、海外も同年中にフィリピンやタイへも進出する予定です。
アメリカンカジュアルが好きで福田屋洋服店に入社した頃は、まだ10店舗ほどしかありませんでしたが、今ではグローバルを目指せるようになりました。最終的にはグループ連結売上高1兆円を目指していきます。
山田裕一朗・ファインディ代表取締役「日本が豊かになるためにもITエンジニアの力が必要!」