【新しい成長を遂げる！巳年生まれの企業トップたち】ミライロ社長 垣内俊哉さん

生まれてから最初の12年は、あまり障害を認識できていませんでした。次の12年は障害に抗い続けてきました。今日までの12年は少しずつ、障害に向き合えるようになってきた期間だったと思います。ここからの12年は「バリアバリュー」、まさに障害を価値に変える取り組みがさらに必要だと考えています。

　巳年は「再生と変化」を象徴しています。私も人々の価値観や、障害に対する受け入れ方をいい方向に変化させることができたらいいなと考えています。

　2024年は改正障害者差別解消法が施行され、企業の法定雇用率も引き上げられた年でした。25年も4月に大阪・関西万博が開幕、11月には聴覚障害者の総合スポーツ大会・デフリンピックが開催され、ますます障害者への関心が高まると思います。

　この流れを次のアクションにつなげることが大事です。私はパリパラリンピックで日本選手団の先導役を務めましたが、弊社としても日本がいい方向に向かうよう先導する役割を果たしていきたいと思います。

（東京・東五反田の東京支社にて）