元日本興業銀行常務で、経済評論家の久水宏之氏が死去した。93歳だった。
久水氏は1931年生まれ。東京大学法学部を卒業し、日本興業銀行入行。調査部長や常務取締役業務部長を務めた他、大蔵省(当時)の諮問機関・金融問題研究会委員などを歴任。83年の退任後は経済評論家として、執筆、講演、経営相談などを行ってきた。
『財界』誌でも長く連載を執筆。『これからの日本経済』は1992年8月11日号から続く長期連載となった。昨年12月18日には『財界』誌として、結果的に最後となったインタビューを実施。
米国では自国第一主義を掲げるトランプ大統領が就任、世界が分断し、不確実性が高まる中で、久水氏は「私と私以外ではなく、"私たち"という考えが大事」(2月12日号)と指摘。
「日本ほど、絆と信頼で結ばれた共同体はどこもありません。そのことを日本は世界から期待されていると思いますし、政治も、経済も日本のリーダーシップが期待されているのではないでしょうか」と訴えた。
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久水氏は1931年生まれ。東京大学法学部を卒業し、日本興業銀行入行。調査部長や常務取締役業務部長を務めた他、大蔵省(当時)の諮問機関・金融問題研究会委員などを歴任。83年の退任後は経済評論家として、執筆、講演、経営相談などを行ってきた。
『財界』誌でも長く連載を執筆。『これからの日本経済』は1992年8月11日号から続く長期連載となった。昨年12月18日には『財界』誌として、結果的に最後となったインタビューを実施。
米国では自国第一主義を掲げるトランプ大統領が就任、世界が分断し、不確実性が高まる中で、久水氏は「私と私以外ではなく、"私たち"という考えが大事」(2月12日号)と指摘。
「日本ほど、絆と信頼で結ばれた共同体はどこもありません。そのことを日本は世界から期待されていると思いますし、政治も、経済も日本のリーダーシップが期待されているのではないでしょうか」と訴えた。
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