「いつでも、どこでもマンションが買える世界を実現していく」と話すのは、日鉄興和不動産常務の猪狩甲隆氏。
7月16日、日鉄興和はマンション購入の検討から、申し込み手続きまでが24時間、365日可能になるオンラインストア「sumune for LIVIO」のサービスを開始した。
近年、EC(電子商取引)市場は拡大を続けてきたが、コロナ禍がそれを後押ししている。すでに自動車のような高額品もオンラインで購入されているが、マンションなどの住宅購入はまだ一般的にはなっていない。
一部、大和ハウス工業のように戸建て住宅をオンラインで売買する取り組みをしている会社もあるが、最終段階まではオンライン化できていない。
それを日鉄興和は物件情報の閲覧から購入シミュレーション、住宅ローン審査、購入申し込みまで一貫してオンライン、スマホ上で完結できるようにした。
申し込み金は一律10万円としており、一般的な初期費用に比べ負担が少ない。また、会員登録するだけで100万円分のポイントを得ることができ、諸費用に使うことが可能。
まずは自社の3000万円程度の新築1LDK物件から始め、今後間取りの取り扱いを増やしていく。また、「ストア」というからには購入だけでなく売却もできる必要があるが「先々は中古物件や、他社物件の取り扱いもしていきたい」と猪狩氏。
多くの不動産デベロッパーは自社で販売部門を持つため、オンラインチャネルの拡充に動きづらいが、日鉄興和は販売部門を持たず、他社に委託してきたため、新たなチャネルを開拓しやすかったという面がある。
実需の住宅購入は一生のうち1、2回というのがほとんどの中、オンライン販売が根付くかどうか。今後控えるファミリー物件の需要がそのカギを握る。
【関連記事】三井不動産とNTTコムが進めるVR活用戦略 名古屋・久屋大通公園でデジタル新空間創出
7月16日、日鉄興和はマンション購入の検討から、申し込み手続きまでが24時間、365日可能になるオンラインストア「sumune for LIVIO」のサービスを開始した。
近年、EC(電子商取引)市場は拡大を続けてきたが、コロナ禍がそれを後押ししている。すでに自動車のような高額品もオンラインで購入されているが、マンションなどの住宅購入はまだ一般的にはなっていない。
一部、大和ハウス工業のように戸建て住宅をオンラインで売買する取り組みをしている会社もあるが、最終段階まではオンライン化できていない。
それを日鉄興和は物件情報の閲覧から購入シミュレーション、住宅ローン審査、購入申し込みまで一貫してオンライン、スマホ上で完結できるようにした。
申し込み金は一律10万円としており、一般的な初期費用に比べ負担が少ない。また、会員登録するだけで100万円分のポイントを得ることができ、諸費用に使うことが可能。
まずは自社の3000万円程度の新築1LDK物件から始め、今後間取りの取り扱いを増やしていく。また、「ストア」というからには購入だけでなく売却もできる必要があるが「先々は中古物件や、他社物件の取り扱いもしていきたい」と猪狩氏。
多くの不動産デベロッパーは自社で販売部門を持つため、オンラインチャネルの拡充に動きづらいが、日鉄興和は販売部門を持たず、他社に委託してきたため、新たなチャネルを開拓しやすかったという面がある。
実需の住宅購入は一生のうち1、2回というのがほとんどの中、オンライン販売が根付くかどうか。今後控えるファミリー物件の需要がそのカギを握る。
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