【ミニ舌評】シャープの戴正呉会長が今期限りでの退任を表明

デスク「シャープ会長兼ＣＥＯ（最高経営責任者）の戴正呉氏が今期限りでの退任を表明したね」

記者「はい。戴氏は２０１６年に当時、経営再建中だったシャープが、台湾・鴻海（ホンハイ）精密工業に買収されたことで社長に就任しました。17年には東証一部復帰を果たすなど、すでに経営再建は完了。今年８月でトップ就任から丸５年が経ったことで、一区切りしたいと考えたようです」

デスク「次期ＣＥＯには、社長兼ＣＯＯ（最高執行責任者）の野村勝明氏が有力なのでは？」

記者「戴氏は野村氏や親会社の鴻海出身者を含め、次期ＣＥＯを社内外から探しており、来年の株主総会までに決める考えです。社内では、従業員に向けて『最後の１年となるこの２０２１年度の業績目標をしっかりとやり遂げ、次の世代にバトンを繋ぐことが私の使命』とのメッセージを発信しました。戴氏には、次の時代の成長を託せる人材の抜擢という、最後の大仕事が残っています」

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