アウディは23日（現地時間）、フランス南部コート・ダジュールで、新型A5シリーズを世界初公開した。最新のハイブリッドテクノロジーをはじめ、さまざまな進化を見せている。
A5は、アウディが誇る乗用車シリーズで、セダンに加え、ステーションワゴンの「アバント」が活躍中。今回はA5セダンやA5アバント、S5セダン、S5アバントの各最新モデルがリリースされた。
新型A5シリーズの特筆すべきポイントは、パワートレインの刷新である。MHEV plusマイルドハイブリッドテクノロジーをアウディ車として初めて搭載。最新のハイブリッドシステムは走行性能やエネルギー効率を向上させており、パフォーマンスへ貢献する。
コントロールしやすい車になるよう、ステアリング設計も見直されている。スムーズなハンドリングを目指すべく、車体を細かい部分まで改良。なおかつステアリングをボディへ直接装備し、高剛性のトーションバーを組み合わせた。ホイールとステアリング間の遊びが減り、運転性が向上している。
車内の装備も刷新されており、特に2つのインテリアディスプレイが見逃せない。11.9インチのバーチャルコクピットに加え、操作性の優れた14.5インチのMMIパノラマディスプレイを組み合わせている。さらにアウディアシスタントも搭載。運転中に多様な体験ができる点も、新型A5シリーズのメリットだ。
新型A5シリーズは走行性能やデジタル系の装備を中心に、本格的な刷新を受けた。運転の楽しさを進化させるだけでなく、パノラマディスプレイやアシスタント機能によるカーライフの発展も見込まれる。