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広島の「イオンタウン楽々園店」、約70店集めて12月6日オープンに決定

財経新聞 2024年11月17日 15時31分

 イオングループのイオンタウンは、広島市で整備している商業施設「イオンタウン楽々園」(佐伯区楽々園)を、12月6日開業と決めた。イオンタウンの出店は広島県初で、核店舗のスーパー「マックスバリュイオンタウン楽々園店」など約70店が出店する。

 イオンタウン楽々園は、鉄骨2階建て約2万1,000平方メートル。1階は食品販売を軸にしたフロアとなり、マックスバリュに加え、JA全農ひろしまが運営する農産物直売所「とれたて元気市」、食料品の「北野エース」などが登場する。マックスバリュは隣接する商業施設「ファミリータウン広電楽々園」から移転する。

 さらに、ドラッグストアの「ウエルシア薬局」、コスメの「ミモザ」、洋服直しの「おしゃれ工房」、買取の「買取大吉」、アパレルの「LIL MUE」、アイスクリームの「サーティワン」など多彩な店舗も出店を予定している。

 2階は約200席のフードコート、レストラン街の「楽々園ダイニング」のほか、ブックカフェの「廣文館」、100円ショップの「ダイソー」、ペットの「ピースワン」、アミューズメントの「モーリーファンタジー」、フィットネスの「カーブス」などが出店する。イオンタウンは初年度売上高25億円を目指している。

 現地は戦前の1936年、楽々園遊園地が開園して以来、地域の中心となり、1971年の遊園地閉園後は広島電鉄が商業施設を設けてきた。イオンタウンは広島電鉄から土地を賃貸借して施設を整備しているが、今後隣接地を借り受けて増床を計画している。

 広島市西部の佐伯区では、地場流通大手のイズミが9月、商業施設の「ゆめモール五日市」を第1弾オープンした。イオンタウンの出現により、地域の販売競争がさらに過熱しそうだ。

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