ビットコインが、ついに10万ドルの大台を突破しようとしている。ビットコインを含む仮想通貨投資は、初心者が始めるには何かと心配な部分が多い。本記事では、副業にも適している仮想通貨の自動売買について紹介する。
■プログラムを用いて自動的に仮想通貨を売買
仮想通貨の自動売買とは、ビットコインや他の暗号資産を、プログラムを用いて自動的に売買する仕組みである。ユーザーが事前に設定した条件に従ってシステムが24時間稼働し、取引を継続するため、時間や相場を気にすることなく運用可能だ。これにより、相場のタイミングを逃さずに利益を狙えることは、投資家にとって魅力的である。自動売買のメリットには、まず時間と手間を大幅に削減できる点が挙げられる。自動売買は、設定さえしておけばシステムが自動的に取引を行うため、頻繁に相場を確認する必要はない。加えて、自動売買ではプログラムに基づいて淡々と取引が行われるため、感情に左右されるリスクが低く、計画的な運用が期待できるのだ。
同時に、専門的な知識を持つユーザーにとっては、複雑な取引方法を自在に操ることができるのも自動売買の強みである。自動売買ツールを活用することで、高度な取引戦略の実行が可能だ。
一方で、自動売買のデメリットには、損失リスクや基礎知識の必要性が挙げられる。自動売買システムを使用しても、必ずしも利益が保証されるわけではない。特に仮想通貨市場は価格変動が非常に大きいため、適切な設定ができていなければ大きな損失を被る可能性もあるのだ。
自動売買は手軽に思えるが、初期の設定にはある程度の知識が必要である。売買タイミングの設定や、リスクを管理ができなければ、損失に繋がってしまう。そのため自動売買であっても、仮想通貨投資には基礎知識が不可欠なことに変わりはない。
さらに自動売買ツールの利用には、手数料がかかるものもあるため、こうしたコスト負担をデメリットと感じる人もいるだろう。
■アプリの設定やリスクマネジメントが重要
仮想通貨の自動売買は便利で利益を狙いやすい手段として人気だが、取引にはリスクも伴う。ビットコインの高騰が注目を集めるが、一般的に仮想通貨は価格変動が大きいため、価格の急落には十分に注意しなければならない。特に自動売買では、最初に設定した売買条件や価格帯、利確や損切りのタイミングが非常に重要だ。誤った設定は意図しない取引を引き起こし、想定外の損失に繋がることがあるからだ。売買設定の理解と慎重な設定作業が必要不可欠である。
また自動売買は、システムやインターネット接続に依存する。そのため、サーバーのメンテナンスや障害が発生すると取引が中断されたり、エラーが発生する場合がある。特に重要な取引が行われるタイミングでの障害は、大きな損失に繋がる恐れがあるため、信頼できる取引所やアプリの選択が重要だ。
日本国内でメジャーな仮想通貨自動売買アプリには、CoincheckやBITPointなどがある。世界的には、Binanceが多くのユーザーを獲得しており、「取引ボット」は初心者でも仮想通貨の自動売買に挑戦しやすいサービスだ。
ビットコインや他の仮想通貨の自動売買には、利益を狙える利便性がある一方で、リスクも多く伴う。価格変動リスクの認識を見誤ったり、自動売買アプリの設定ミスがあれば、儲からないだろう。そのため、いくらビットコインが高値であっても、事前の知識と慎重な判断が求められる。
また自分の投資スタイルに合った、信頼性の高いアプリを選ぶことが重要だ。手軽さとリスクを理解した上で、適切なツールを活用して資産運用に挑戦してみてはいかがだろうか。