カー用品ブランドのMAXWINは、合計9ポートに対応したカーインバーター「PCA20A」の販売を開始した。電圧測定や出力オーバー保護、電流自動識別、過充電保護などの機能が搭載されており、安全性に配慮されている。
近年、クルマへのUSBポートの搭載は一般的になってきたが、乗車人数に対してポート数が不足することも少なくない。特に長距離移動では、スマートフォンなどを充電するためのUSBポートは必需品といえるだろう。
一方で純正や市販のUSBポートは多くの場合、電圧が5V、電流が1.5A程度に限られており、大容量のカー用品を使用する際にはアクセサリーソケットが必要だ。だがアクセサリーソケットを増設しすぎると見た目が悪くなるうえ、運転操作の妨げになる可能性もある。
またドラレコやレーダー探知機、車載ハンディクリーナー、タイヤ用エアコンプレッサーなどを使用するには、USBポートだけでなくアクセサリーソケットが必要だ。
今回登場した「PCA20A」は、これらの課題を解決する。スマートフォンやタブレットの急速充電に対応するPD+QC3.0+2.4A対応USBポートを搭載。使用するデバイスを自動認識し、適切な電流を供給する。
また車内でAC100V電源を使用したい人もいるだろう。アウトドア人気の高まりとともに、車内で冷蔵庫や電気ポットを利用する人が増えてきた。通常は専用のインバーターが必要だが、「PCA20A」にはAC100Vコンセントが3つ搭載されている。家庭用電化製品の持ち込みも可能だが、定格出力は120Wまで対応しているため、車載用電化製品やPC、カメラの使用に適している。
また過電圧(28V)、低電圧(10.5V)、AC過負荷(140W)、異常温度(105度)、出力オーバー(USB 2A~2.8A)、出力ショート、逆接続などの多様な保護機能を持ち、電力の過剰使用による車両への負荷や予期せぬ事故も回避する。