「M38」点灯!巨人史上最強チームで原監督、恩師・藤田氏超えへ シーズン最高勝率で8年ぶり日本一狙う

夕刊フジ / 2020年9月16日 17時20分

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原巨人に早くもマジックが点灯し、若大将スマイルが輝いた(夕刊フジ)

 巨人は15日の阪神戦(東京ドーム)で鮮やかな逆転勝ち。8連勝で優勝マジック「38」が点灯した。首位独走のVロードを阻む難敵は、もはやセ・リーグには見当たらない。これからのライバルは過去の自分たちだ。原辰徳監督(62)の在任14年間で最強チームは、シーズン勝率・667で日本一に輝いた2012年。この半世紀でセ・リーグの最高勝率・677をマークしたのは、藤田元司監督のもとで原監督が主砲を務めた1990年の巨人だ。今季の巨人はここまで46勝22敗で勝率・676とほぼ互角。原監督は最大の恩師である藤田監督のベストシーズンを上回れるか。 (笹森倫)

 先発菅野が近本に2打席連続ソロを浴びるなど、中盤まで1点のリードを許す苦しい展開。だが6回、4番岡本の同点打から女房役の大城の決勝打まで5安打を集めて逆転を決め、菅野は無傷の開幕11連勝を挙げた。

 直接対決で阪神の自力優勝を吹き消し、72試合目にして優勝マジックが点灯。これは03年阪神の76試合目を上回るセ・リーグ史上最短記録だ。さらにコロナ禍で公式戦開始が約3カ月延期され過密日程になったため、6月19日の開幕からまだ89日目。3カ月足らずでのマジック点灯は、驚異のスピード記録といえる。

 原監督は「志半ば、戦い半ばです。僕は全く意識していません。マジックというのは4ぐらいでちょっと意識するくらいの、まさにマジックですから」と泰然自若。目標はリーグ2連覇の、その先にある。巨人は昨年の日本シリーズでソフトバンクに4戦全敗を喫し、7年連続で日本一を逃した。今年もダメなら球団ワースト新記録となる。

 最後の日本一は第2次原政権の12年。阿部が主将、正捕手、4番の3役をこなす「慎之助のチーム」(原監督)のピークだった。飛ばなすぎる統一球に多くの野手が苦しめられるなか、阿部は首位打者と打点王の2冠。坂本と長野も打率3割をマークした。投手陣ではマシソン、山口鉄、西村の勝利の方程式が盤石。内海の15勝を筆頭に4人が2ケタ勝利を挙げた。

 この年は86勝43敗15分で、ぴったり2勝1敗ペースの勝率・667。これが原監督のキャリアハイだ。2位中日に10・5ゲーム差をつける独走優勝で、日本ハムとの日本シリーズも制した。

 今季ここまでの勝率は12年を上回る・676。8年ぶりの日本一奪回へ向け、原巨人史上最強のチームができつつある。24歳の岡本が開幕から不動の4番で、もっか本塁打と打点の2冠王。スケールアップした坂本、FA戦士の丸を合わせた3枚看板に加え、待望の「打てる捕手」大城が本格化して打率3割台をキープしている。

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