1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

「最悪1日1万人も」韓国感染拡大の“ナゼ” 重症者、死者も増加 文政権のウイズコロナ戦略が裏目、ワクチン確保めぐる外交力の差も

夕刊フジ / 2021年11月25日 17時6分

 韓国の新型コロナウイルス感染が止まらない。24日に発表した新規感染者は4115人で過去最多を更新し、重症者や死者も増えている。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「5000人、1万人程度まで感染者が増える可能性があると考え、準備してきた」と強調するが、金富謙(キム・ブギョム)首相は「予想より深刻だ」と警戒を強める。

 日本国内の24日の新規感染者は77人。東京都は今年最少の5人だった。死者は全国で2人にとどまった。飲食店やイベントに対する制限を緩めてきたが、感染状況は極めて低い水準が続く。

 対照的に韓国では新規感染者がこれまでの最多だった17日の3292人を大きく上回った。重症者数は586人で最多を更新、死者も35人で、7月以降で最も多い。

 韓国では、今月1日から防疫措置を緩和、飲食店の営業時間制限を撤廃した。会食などが増えていることが感染拡大に影響しているとみられるが、感染者数が増加するなかでも緩和措置を継続してきた。

 文政権の「ウイズコロナ」戦略が裏目に出た形だが、金首相は、「首都圏では非常計画発動を検討しなければならない状況だ」と発言、首都圏やソウル市内で緩和措置を中断するかどうかの決断を迫られている。

 金氏はまた、韓国での最近2週間の60代以上の感染者は約8割がワクチンの接種完了者だったと指摘。接種の効果が急激に落ち、「ブレークスルー感染」が起きているとして追加接種の実施を急ぐ姿勢を示した。

 日本では米ファイザーと米モデルナ製の「mRNAワクチン」が大半だが、韓国では、ファイザー、モデルナのほか、英アストラゼネカ製の比率も高く、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製も使われている。

 特に接種開始当初の高齢者にはアストラゼネカが多く使われたが、韓国当局は「相対的に予防効果が低く、時間が経過してさらに低下している」との見方を示している。

 日本は菅義偉前首相がファイザーとモデルナのワクチンを早期に確保した。韓国も文大統領が渡米したが、ファイザー製の入手に手間取った。結果的に、外交力の差も感染状況に反映されているとの見方もできる。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング