【人とペットの赤い糸】ドッグカフェは交流と学びの場 利用する際は犬に基本的なしつけを

夕刊フジ / 2018年8月10日 17時1分

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足元に座らせ、リードをつけて会話を楽しみたい(夕刊フジ)

 「Dog Cafe(ドッグカフェ)」は、犬を連れて入店できる喫茶店といえる。ドッグランの設備を兼ね備えている店もある。親しい犬仲間と利用したり、犬好きの仲間と知り合いになれる場所でもある。以前紹介した「猫カフェ」とは異なり、基本的に犬が待機して人が犬と触れあう場所ではないが、最近は犬と触れあえるドッグカフェも登場したようだ。

 しかしながら、愛犬家と愛犬のみが対象ではない一般のカフェで犬連れOKの所もあるので、犬が苦手な一般のお客さまに迷惑を掛けないようにすることが大切だ。

 犬の頭数が年々減少する現在の状況において、猫カフェ同様、さまざまな種類の犬と触れあう機会を提供したり、犬の種類別の特徴や特性、犬と暮らす楽しさ、飼育の注意点を説明したり、犬についてしっかり学ぶ専門のドッグカフェが出現しても良いように思う。

 ドッグカフェ専門店では、犬に特別な飲食用メニューが用意され、愛犬家同士でさまざまな情報交換ができ、愛犬とともにくつろげる楽しい空間になっている所が多い。犬もさまざまな犬や愛犬家と出会う機会にもなり、愛犬と宿泊を伴う旅行を計画する場合は、ドッグカフェを利用して犬の社会化を図るにはお薦めの場所である。

 利用する際は、「待て」「お座り」「伏せ」「良し」「無駄吠えや噛み癖の防止」など、犬の基本的なしつけを事前にしっかり身に付けさせておく。また、各種予防接種、ノミ・ダニの駆除を行い、それらの証明書をドッグカフェに持参したい。楽しい場所で病気やノミ・ダニをうつしたり、うつされたりすることがないようにしたい。

 利用する際は、シャンプーをして、リードや普段食べているフードやおやつ、飲み水、マナーベルト、トイレシーツ、ビニール袋、ウエットティッシュなどを持参しよう。入店前には、トイレやブラッシングを済ませ、足を清潔にする。初めての場合は、安心できるクレートやキャリーバッグを持参したい。発情期(ヒート中)や生理中は他の犬に迷惑を掛けるので、利用は避けたい。

 他の犬に走り寄ったり、テーブルに上がったりすることがないように、イラストのように足元に座らせ、リードをつけて会話を楽しみたい。

 「ドッグカフェ」と「ペットOKの店」では利用の規則が異なるので、事前に調べてから利用するのが賢明だ。利用して初めて他のワンちゃんのしつけの良さに気が付く場合があり、他の飼い主からの情報も含めて、いろいろ勉強できる場所でもある。

 マナーとして、自分の愛犬が好きなおやつだからといって、他の犬に飼い主の許可なく与えないようにしたい。アレルギーの犬や特別療法食をあげているワンちゃんかもしれないので、親切がアダになる場合もある。

 マナーやルールを守り、他の飼い主やワンちゃんから大いに学び、愛犬仲間とさまざまな交流をして、楽しい時間を過ごしてほしい。外のテラス席のみ犬同伴可というお店が多いが、マナーやしつけ、衛生面の向上で、どの席でも「どうぞ」と言ってもらえる社会を実現したいものである。

 ■越村義雄(こしむら・よしお) 一般社団法人「人とペットの幸せ創造協会」会長。同ペットフード協会名誉会長。一般財団法人日本ヘルスケア協会理事、「ペットとの共生によるヘルスケア普及推進部会」部会長など。

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