【森保初陣U-21 腕ぶすサムライ】J1湘南・DF杉岡大暉 “ポスト長友”候補の売りはメンタル 大柄で左利きの左サイドバック

夕刊フジ / 2018年8月10日 17時0分

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サイズ、メンタルは文句なし。おまけに左利きの左サイドバック(夕刊フジ)

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 日本代表の不動の左サイドバック、31歳の長友佑都(ガラタサライ)は若き挑戦者の台頭を望んでいる。「左利きの左サイドバック」の系譜を継ぐ可能性を秘める19歳のDF杉岡大暉(湘南ベルマーレ)は、“ポスト長友”に名乗りをあげるべく、森保ジャパンの一員として14日開幕のアジア大会(インドネシア・ジャカルタ)に臨む。

 J1湘南で今季全19試合に出場。プレー時間1632分は、フィールドプレーヤーで最長だ。

 市立船橋高から加入した昨季も、J2の舞台で37試合に出場した。19歳にして放つ威風堂々としたオーラは、湘南のチョウ貴裁(チョウ・キジェ)監督の慧眼に導かれた。

 「プロとして、すぐにやっていけるだろう」

 指揮官が確信を抱いたのは一昨年の大みそか。杉岡を擁する市立船橋が京都橘に勝利した全国高校サッカー選手権1回戦を、スタンドで観戦していた。すでに湘南入りが決まっていた杉岡の、90分間を通して波の少ないプレーにメンタルの強さを感じた。

 182センチ、75キロとサイズもあるレフティーは、湘南では3バックの左ストッパーと左ウイングバックを、昨年5月のU-20W杯では4バックの左サイドバックを務めた。

 「サイズがあって左利きの左サイドバックは、現在の日本サッカー界には少ない。東京五輪代表や、その先に待つA代表にも、居場所を築きやすいのではないかと個人的には思っています」

 チョウ監督から太鼓判を押されたホープは、現状に満足していない。

 「不動のレギュラーとは思っていない。周囲から『アイツがいなきゃ勝てない』と思われるような存在にならないと」

 厳しい指導で知られるチョウ監督から、カミナリを落とされたのはたった一度。試合終了間際に不必要なファウルを犯し、失点のピンチを招いた昨年5月の町田戦だった。

 「この先DFで生きていきたいのならあり得ない! なぜああなったのかを自分で考えろ!」

 それでも杉岡は下を向くことも、萎縮することもなかった。ミスを引きずらず、ましてや繰り返すこともない。

 「W杯は夢の舞台だけど、その前に東京五輪もある。目の前のことをひとつずつやっていく」

 強靱なメンタルの持ち主である杉岡は、長友の挑戦者となりうる可能性を秘めている。(スポーツジャーナリスト・藤江直人)

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