伊調馨に“レスリング界のドン”日本レスリング協会・福田会長が謝罪 東京五輪で5連覇へ“完全復活”目指す

夕刊フジ / 2018年8月10日 16時55分

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伊調(左)に福田会長が謝罪することで事態は収束するのか(夕刊フジ)

 五輪で4連覇の偉業を達成した伊調馨(34)が東京五輪での5連覇を目指し、いよいよ動き出す。

 今年3月に発覚した伊調への一連のパワハラ問題で、日本レスリング協会(東京)の会長が直接面会し、謝罪したという。10日のNHKニュースが報じた。伊調は今年10月の全日本女子オープン選手権に出場するとみられ、これをステップに日本代表を勝ち取り、“完全復活”するつもりだ。

 理不尽なパワハラ行為を受け、練習をする機会を奪われていた伊調が“完全勝利”だ。日本レスリング協会の福田富昭会長が今月2日、都内で伊調と面会し、一連の問題について「大変ご迷惑をおかけしました。お詫びします」との内容で直接謝罪したという。

 今年1月、伊調の大学時代の恩師で同協会の栄和人強化本部長(当時)から、パワハラを受けているとする告発状が内閣府に出され、3月になってこの問題が発覚。栄氏が過去、女子の強化合宿で伊調に対し「よく俺の前でレスリングができるな」などと威圧したほか、明確な理由がないのに国際大会の代表から外すなどの行為が次々と明るみに出て、社会問題になった。

 第三者による聞き取り調査の結果、栄氏が実際にパワハラを行っていたことが判明。同氏は強化本部長を辞任したほか、6月に協会の常務理事、さらに伊調の母校である至学館大学(旧中京女子大学)の監督も解任された。栄氏と協会側は公の場で謝罪をしたものの、これまで伊調に直接会うことはなかったという。

 今回、会長自ら一連の行為について頭を下げたことで、伊調の練習の機会が精神的にも整ったことになる。

 伊調は今後、10月の全日本女子オープン選手権で再始動し、代表選考会となる今年12月の全日本選手権、来年の全日本選抜選手権へと進み、東京五輪の事実上の選考会となる来年9月の世界選手権で好成績を目指すとみられる。

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