「豪快な宇宙人」阪神・糸井、素顔は繊細で優しい先輩

夕刊フジ / 2018年8月10日 17時0分

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糸井の一発は推定飛距離150メートルの超特大弾(夕刊フジ)

 「人生最高の当たりだったのでは?」と問う報道陣へ、「それくらいの当たりやったわ!」と快活に返した。

 9日の巨人戦(東京ドーム)。阪神・糸井嘉男外野手(37)は2-2の同点で迎えた8回に、右翼最後方の壁を直撃する決勝13号ソロを放ち、敵地で今季初のカード勝ち越しを決めた。

 沢村が投じた速球をフルスイングすると、確信したようにバットをほうり投げ、ゆっくりと一塁へ歩き出した。4万4213人の観衆が一瞬静まりかえったほどの、ど迫力の一撃に「完璧でした。勝ちにつながってよかった」と相好を崩した。金本監督も「切羽詰まったところでよく打った」とほめた。

 とにかく豪快さが目立つ虎の超人だが、その素顔は繊細かつ優しい。このカードの初戦と2戦目の練習前には、日本ハム時代の同僚で自主トレをともにしていた巨人・石川慎吾外野手(25)と談笑。1、2軍の昇降を繰り返す後輩の現状を常に把握し、激励しているという。

 「とにかく優しいんです。今回も、僕みたいな選手の2軍成績をちゃんと調べて声をかけてくださった。世間では『豪快な宇宙人』の印象が強いでしょうが、実際は細やかなフォローを絶えずしてくださる方。敵チームにおられますが、本当にスゴい先輩だと、尊敬しています」と石川。

 自らのバットで試合を決めても鍛錬は怠らない。試合後、満面の笑みで報道陣の前に姿を現すと「これからトレーニングに行くぞ!」と宣言して球場を後にした。大胆不敵な糸井を軸に虎が真夏の逆襲に転じる。(山戸英州)

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