高まる野球人気と反比例!? プロ野球で「地方試合」が減少しているワケ

夕刊フジ / 2018年11月8日 17時0分

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横浜スタジアムが常に満員になるなら、地方開催を減らした方が得ではある(夕刊フジ)

 来季のセ・リーグ日程が6日に発表されたが、近年の野球人気と反比例し、地方での試合が減少している。

 例えばヤクルトは今季、松山で2試合、鹿児島で2試合、静岡で1試合の計5試合を地方で主催。ところが来季は、松山で1試合(4月16日の阪神戦)、3年ぶりに復活した秋田で2試合(6月29、30日の巨人戦)、長野で1試合(7月15日の巨人戦)の計4試合に減る。

 特に秋季キャンプ地の松山は2005年以降、毎年2試合以上開催され、13年には阪神と3連戦を行ったが、来季は1試合だけ。営業担当者は「神宮にこれだけお客さんが入るんだから、わざわざ地方まで行ってやる意味はない」と実情を明かす。

 地方の試合は、テレビ局が興行権を買い取る“売り興行”が多く、客が入らなくても球団は損をしない。かつては動員の見込めないカードを地方に売った方が得だったが、近年は神宮球場の観客動員が好調で3万人前後の動員が見込めるのだから、本拠地の試合を増やした方が得策だ。

 前出の営業担当者は「うちなんか、まだマシ。DeNAは以前は地方で結構やっていたのに、今は南場オーナーの地元の新潟で1試合やるだけ。あとは全部横浜スタジアムでやっている」と指摘。確かに球団名がDeNAになった12年には9試合も行っていたが、年々減って16年からは新潟の1試合だけだ。

 ちなみに来季、本拠地以外の主催試合が最も多いのが巨人の8試合(京セラドーム2試合を含む)。ヤクルト主催で3試合、DeNA主催で1試合もあり、地方で巨人ブランドがフル活用される。(塚沢健太郎)

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