【江尻良文の快説・怪説】来季セの覇権は丸が決める!? 広島OB「来年菊池、再来年田中への波及も」

夕刊フジ / 2018年11月9日 17時5分

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国内FA権を行使し報道陣に囲まれた丸(夕刊フジ)

 広島は来季、巨人のV9以来のセ・リーグ4連覇と35年ぶりの日本一奪回を目指すが、丸佳浩外野手(29)の国内FA権行使が影を落としている。

 7日に球団事務所を訪れ、権利行使の申請書を提出した丸は「球団からは非常に高い評価をしてもらっているが、他球団の評価も聞いてみたい」と語った。

 広島はすでに出来高払いを含め総額17億円前後の4年契約を提示したといわれ、鈴木清明球団本部長は「丸の代わりはいない。球団としての最大限の条件を出している。あとは彼の判断を待つだけ」とげたを預けた格好。今度は巨人がどんな条件を提示して口説き落とすかだ。

 広島と巨人は、来年3月29日の来季開幕戦でいきなり対戦する。丸争奪戦の成否が、そのまま来季の優勝争いに直結する可能性が大だ。

 基本的にFA選手は引き留めず、取らず、育成一本の方針を強調してきた松田元オーナーが「宣言残留も問題ない。丸は主力選手で人格もしっかりしている。彼がいなかったら困る」と豹変。引き留めに躍起なのも無理はない。

 言うまでもなく丸は攻守の柱だが、それだけではない。丸がFA移籍すれば、来年菊池、再来年田中がFAとなり、丸の後を追って広島を去る大危機が到来する。球団OBは「3人は“同学年”でプライベートでも仲が良い。丸が広島から出ていけば、菊池、田中に波及する可能性は十分ある」と懸念している。

 一方、巨人も5年ぶりV奪回を期す来季へ向け、丸争奪戦から一歩も引けない状況にある。

 広島には昨季7勝18敗、今季も7勝17敗1分と惨敗し、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでも3連敗と一蹴された。

 主砲・丸に残留されれば、“セの1強”広島に来季も覇権を奪われ、巨人の方は球団ワースト記録を塗り替える5年連続V逸となる可能性が大。逆に丸獲得に成功すれば、センターラインと打線の強化が実現し波及効果は計り知れない。

 優勝請負人として3度目の就任となった原監督には「編成もお任せする」と山口寿一オーナーから“全権監督”のお墨付きが出ている。まず丸争奪戦でその手腕を披露するか。(江尻良文)

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