キャスターもコーチも「向いていない」…吉田沙保里さん「お笑い転向宣言」の裏事情 日テレとも太いパイプ

夕刊フジ / 2019年1月12日 17時0分

写真

バラエティー志向の吉田さんの笑顔(夕刊フジ)

 女子レスリングで五輪3連覇を達成し、国民栄誉賞にも輝いた吉田沙保里さん(36)=至学館大職=が10日に東京・新宿区の京王プラザホテルで開いた現役引退記者会見で、まさかの“お笑いタレント転向宣言”。『霊長類最強女子』の異名を取ったアスリートに何が起こっているのか。(夕刊フジ編集委員・久保武司)

 あっけらかんと言い放った。テレビカメラ28台、報道陣約200人が詰めかけた会見で、今後について聞かれると笑顔でこうアピールした。

 「私はけっこうバラエティーが好きで、テレビにも出させていただいているんですけど、お笑いというか、とにかく笑って笑顔でいることが好きなので、キャスターというよりバラエティーの方が向いているのかなと、自分では思っています」

 さらに「色んなことに挑戦できればと思っています。何かありましたら、よろしくお願いいたします」とダメ押しした。

 確かに、かつてアルソック(綜合警備保障)のCMに出演した際、『安心戦隊アルソック』のコスチュームに身を包み、壁にはりついて目からビームを放つコミカルな姿は、視聴者の爆笑を誘い、同時に国民栄誉賞アスリートがここまでやるかと度肝を抜いた。

 元サッカー女子日本代表の澤穂希さん(40)と共演中の清涼飲料水のCMでも、コメディエンヌぶりを発揮し好評を博している。

 昨年の大みそかにはテレビ朝日系の人気番組「よゐこの無人島0円生活スペシャル」に出演し“体当たり企画”に挑戦した。

 最優先の夢は結婚と出産で「女性としての幸せは絶対につかみたい」というが、現状は「彼氏はいません。(結婚の予定も)ないですね」。

 母校・至学館大のレスリング部と日本代表のコーチを兼務しているが、「(教え子たちは)なぜ、この技ができないんだろうと思ってしまう。私には(コーチ業は)合わない」と適性なしと自己分析している。

 各政党から待望論が湧き起こっている今夏参議院選への出馬も、「私は全くございません」と笑顔で完全否定した。

 そんな中、この日の会見には、母・幸代さん(64)と兄・栄利さん(38)も登壇した。父・栄勝さんが2014年に61歳で亡くなった後は、吉田さんが家族を支える大黒柱。コーチ業よりもタレントの方が高収入を望める事情もある。

 タレント活動をアシストしてくれそうなテレビ局の存在もある。

 吉田さんはレスリングの主要大会の放映権を持つ日本テレビとのパイプが太い。同局は昨年10月、足かけ5年58カ月連続で獲得していた月間視聴率の「3冠王」(全日=午前6時-午前0時、プライム=午後7-11時、ゴールデン=午後7-10時)のうち、全日部門で陥落。「吉田さんは3冠復帰の切り札役になりうる」(同局関係者)と期待する声がにわかにあがっている。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
fuji

トピックスRSS

ランキング