第1四半期の中国スマホ市場、アップルとファーウェイがシェア拡大
ロイター / 2020年5月1日 13時40分
<description role="descRole:caption"> 5月1日、調査会社カナリスが公表したデータによると、第1・四半期の中国スマートフォン市場で米アップルと中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)がともにシェアを拡大した。写真はファーウェイのロゴ。チリのビニャ・デル・マールで昨年7月撮影(2020年 ロイター/Rodrigo Garrido) </description>
[上海 1日 ロイター] - 調査会社カナリスが1日公表したデータによると、第1・四半期の中国スマートフォン市場で米アップル
新型コロナウイルスの感染拡大で同国のサプライチェーンと消費者需要が打撃を受ける中、同期間の中国のスマホ出荷台数は全体で7260万台と前年同期比18%減少した。
スマホ販売台数で世界第2位のファーウェイの中国市場シェアは41.4%と前年同期の33.9%から拡大した。出荷台数は約1%増の3010万台。
一方、国内ライバル企業のOPPO(オッポ)、Vivo(ビボ)、小米科技(シャオミ)<1810.HK>はファーウェイに押され、出荷台数がそれぞれ26%、19%、26%落ち込んだ。
国内4社はいずれも海外事業に売り上げの大部分を依存している。ただ、ファーウェイは米政府の輸出規制により、基本ソフト(OS)「アンドロイド」上で動くアプリをまとめた「グーグル・モバイル・サービシズ(GMS)」の完全版が最新機種に搭載されていないことから国内市場への依存度がますます強まる見通しだ。
アップルの出荷台数は4%超減少。ただ、市場シェアは前年の7.3%から8.5%に伸ばした。
アップルは第5世代(5G)移動通信システムに対応した同社初のスマホを年内に発売するとみられている。中国ではオンライン小売業者が最近、「iPhone11」の価格を引き下げているほか、アナリストによると、同国でのiPhoneの廉価版「SE」の売れ行きは予想よりも好調という。
一方、アンドロイド対応機種を手掛ける中国のスマホ各社は5Gモデルの投入により新製品への需要を喚起したい意向だ。
ただ、アナリストらは新型コロナ感染拡大を受けた景気悪化に伴い、消費者が5G対応機種の購入を遅らせ、比較的価格の安い4Gモデルを選ぶと指摘している。
カナリスのモビリティ担当バイスプレジデント、ニコール・ペン氏は「今年の中国スマホ市場の回復ペースについて、われわれは慎重な見方を維持しており、最善のシナリオで出荷台数は5Gスマホ1億3700万台を含め、3億2600万台と予想する」と述べた。
「マクロ経済状況が今年の中国市場のプレーヤーにとって大きな危険信号だ」と指摘した。
この記事に関連するニュース
-
Appleが中国スマホ市場で3位に転落、Huaweiが首位に Counterpoint調べ
ITmedia Mobile / 2025年1月22日 10時1分
-
アップル、24年の中国iPhone出荷17%減 シェア3位に転落
ロイター / 2025年1月16日 14時30分
-
第4四半期スマホ出荷、アップル・サムスン減少 中国勢と競争激化
ロイター / 2025年1月14日 7時57分
-
中国は2025年もトップの自動車輸出国であり続ける―香港メディア
Record China / 2025年1月4日 12時0分
-
中国スマホ出荷、海外勢苦戦 11月は前年比47.4%減
ロイター / 2025年1月3日 18時9分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください