トランプ大統領が銃撃事件の現地訪問、人種間融和より政治アピール

ロイター / 2020年9月2日 7時24分

 9月1日、トランプ米大統領(中央)は、警官による黒人男性銃撃事件が起きたウィスコンシン州ケノーシャを訪れた(2020年 ロイター/Leah Millis)

[ケノーシャ(米ウィスコンシン州) 1日 ロイター] - トランプ米大統領は1日、警官による黒人男性銃撃事件が起きたウィスコンシン州ケノーシャを訪れた。人種間の融和を積極的に促す姿勢は見せずに「法と秩序」を強調し、自らを支持する白人層に大統領選に向けた政治的なアピールを行った。各方面から訪問見送りを要請する声が上がっていたが、現地入りを強行した。

トランプ氏は、銃撃されて下半身まひ状態となったジェイコブ・ブレークさんやブレークさんの家族とは面会しなかった。

一方で、抗議デモ参加者の一部が暴徒化して略奪などが起きたケノーシャの再建と、ウィスコンシン州に対する連邦政府の歳出拡大を約束した。同州は2016年の大統領選でトランプ氏が辛勝した激戦区で、再選を果たすには票の確保が不可欠になっている。

トランプ氏は、略奪によって破壊された商店を視察。その後暴動鎮圧のために地元警察の応援で派遣された州兵部隊の働きを賞賛した。

同氏は暴動に発展したデモについて「とても平和的な抗議行動とは言えず、国内テロだ」と非難し、野党・民主党が首長を務める都市に対してさらに多くの連邦政府の担当職員を送る構えも示した。

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