6月の世界食糧価格指数は2.4％上昇、今年初のプラス＝ＦＡＯ

　７月２日、国連食糧農業機関（ＦＡＯ）が発表した６月の世界食料価格指数は平均９３．２ポイントと、前月から２．４％上昇し、今年に入って初めてプラスとなった。写真はもみ殻と穀物をふるい分ける農家。２０１５年１１月、インドのアガルタラで撮影（２０２０年　ロイター/Jayanta Dey）

［ローマ　２日　ロイター］ - 国連食糧農業機関（ＦＡＯ）が２日に発表した６月の世界食料価格指数は平均９３．２ポイントと、前月から２．４％上昇し、今年初めてプラスとなった。

食料価格指数は、穀物や油糧種子、乳製品、食肉、砂糖のバスケット価格の変動を示す。これまでは新型コロナウイルス流行で低下していた。

５月に大きく下げていた植物油、砂糖、乳製品の価格が数カ月ぶりの高値まで回復。一方、穀物と食肉の中では大半の価格が引き続き下押し圧力にさらされている。