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米がアルカイダ指導者殺害、アフガンで空爆 バイデン氏「正義実行」

ロイター / 2022年8月2日 11時35分

  8月1日、バイデン米大統領は、米国が週末にアフガニスタンで攻撃を行い、国際武装組織アルカイダの最高指導者、ザワヒリ容疑者(画像)を殺害したと発表した。画像は2011年9月に公開された動画から。提供画像(2022年 ロイター/SITE Monitoring Service)

[ワシントン 1日 ロイター] - バイデン米大統領は1日、米国が週末にアフガニスタンで攻撃を実行し、国際武装組織アルカイダの最高指導者、ザワヒリ容疑者を殺害したと発表した。

バイデン氏は「正義が行われた。このテロリストの指導者はもういない」とし、「米国民の脅威になる者は、どれだけ時間がかかっても、どこに隠れていようとも見つけ出して排除する」とホワイトハウスで述べた。

ザワヒリ容疑者は2001年9月11日に発生した米同時多発攻撃の計画調整に関与。アルカイダを結成したウサマ・ビンラディン容疑者が11年に殺害された後、指導者を引き継いだ。拘束につながる情報提供者には2500万ドルの懸賞金がかけられていた。

複数の政府当局者が匿名を条件に語ったところによると、米国はアフガンの首都カブールで現地時間7月31日午前6時18分にドローン(無人機)攻撃を実施した。

当局者の1人によると、米情報当局は殺害された人物がザワヒリ容疑者だと「強い確信」を持って判断した。家族と共に潜伏していたカブールの隠れ家のベランダで殺害されたという。他に死傷者はなかった。

この当局者は「(ザワヒリ容疑者の)死はアルカイダにとって大きな打撃となり、組織の活動能力が低下するだろう」と述べた。

ザワヒリ容疑者を巡っては、ここ数年間に何度か死亡説が出ていたほか、以前から健康状態が悪いと伝えられてきた。

今回のドローン攻撃は昨年8月の米軍撤退以降、米国がアフガン国内で行った初めての攻撃とみられる。現地に軍を駐留させなくてもアフガンからの脅威に対応できるとする米国の立場を後押しする可能性がある。

タリバン暫定政権のムジャヒド報道官は、攻撃があったと確認すると同時に「国際的な原則」に違反しているとして強く非難した。

*動画を付けて再送します。

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