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米マラソンとフィリップス66、燃料需要急増で四半期利益が予想超え

ロイター / 2022年11月2日 9時23分

 11月1日、米製油大手のマラソン・ペトロリアムとフィリップス66が発表した第3・四半期利益はともに市場予想を上回った。カリフォルニア州カーソンで3月11日撮影(2022年 ロイター/Bing Guan)

[1日 ロイター] - 米製油大手のマラソン・ペトロリアムとフィリップス66が1日発表した第3・四半期利益はともに市場予想を上回った。供給が逼迫する中、堅調な燃料需要と利幅から恩恵を受けた。

米国の製油所は今年、記録的な水準で稼働している。欧米諸国の対ロシア制裁と新型コロナウイルス禍での製油所閉鎖による供給不足の中、輸出需要が旺盛で高い利益を上げているが、バイデン大統領は製油所が消費者より利益を優先していると批判し、生産能力拡大を促している。

マラソンの調整後利益は1株当たり7.81ドルで、リフィニティブのアナリスト平均予想7.07ドルを上回った。フィリップス66の調整後利益は1株当たり6.46ドルで、これもアナリスト予想の5.04ドルを上回った。

両社の幹部は良好な市場環境が続き、製品需要が依然堅調だと説明した。

マラソンのマイケル・ヘニガン最高経営責任者(CEO)は電話会見で「供給が抑制され、需要が回復し続ける中、2023年に向けて精製環境に対する強気の見通しを維持している」と述べた。

同社の第3・四半期の製油所稼働率は約98%で、総処理能力は前年同期比7%増の日量300万バレルだった。第4・四半期の処理能力は日量290万バレルの見通し。

第3・四半期の精製・販売マージンは、1バレル当たり30.21ドルと前年同期から倍増した。

好調な業績を受けて、マラソンは配当を1株当たり0.75ドルに30%増額するほか、残り50億ドルの買い戻し枠を使って11月に自社株買いを開始する。

フィリップス66の第3・四半期精製マージンは1バレル当たり26.58ドルと3倍に増えた。

第3・四半期に自社株買いと配当金を通じ12億ドルを還元したと説明した。

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