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ロシア軍、西側の長距離ミサイル供与に対抗へ=外相

ロイター / 2023年2月2日 19時51分

ロシアのラブロフ外相は2日、西側諸国がウクライナに長距離ミサイルを供与すれば、ロシア軍は安全地帯を確保するため、ウクライナ軍をさらに後退させると述べた。ロシアのミサイル攻撃を受けたウクライナ東部ドネツク州のクラマトルスクで2日撮影。(2023年 ロイター/Vyacheslav Madiyevskyy)

[モスクワ 2日 ロイター] - ロシアのラブロフ外相は2日、西側諸国がウクライナに長距離ミサイルを供与すれば、ロシア軍は安全地帯を確保するため、ウクライナ軍をさらに後退させると述べた。

同相は国営テレビに、誰もがウクライナ紛争の終結を望んでいるが、西側のウクライナ支援がロシアの方針に重大な影響を及ぼしていると発言。

「北大西洋条約機構(NATO)全体がわれわれに戦争を仕掛けている」と指摘、その上で「われわれの領土に脅威が及ばない距離にウクライナ軍の砲兵を後退させることを目指す。ウクライナに供与される武器の射程が伸びれば、その分、われわれの領土からウクライナ軍を後退させる必要がある」と述べた。

同相は、ロシアが昨年、ウクライナ4州を編入して領土を拡大したのは「客観的な事実だ」とも主張した。

米当局者2人が1月31日、ロイターに明らかにしたところによると、米国は20億ドル強の対ウクライナ軍事支援を用意している。より長距離のロケット弾も初めて盛り込まれる見込み。

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