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米軍、アフガン主要拠点から撤収 米史上最長の戦争に終止符

ロイター / 2021年7月3日 5時27分

7月2日、米国防当局者はアフガニスタンに駐留する米軍と北大西洋条約機構(NATO)軍が主要拠点のバグラム空軍基地から撤収したと明らかにした。バグラム基地で2017年8月撮影(2021年 ロイター/Josh Smith)

[カブール 2日 ロイター] - アフガニスタンに駐留する米軍と北大西洋条約機構(NATO)軍が2日、首都カブール北方にある主要拠点のバグラム空軍基地から撤収した。米国防当局者が明らかにした。

2001年の米同時多発攻撃から約20年に及ぶ米史上最長の戦争の事実上の終結となる。

バイデン米大統領は記者団に対し、米軍の撤収が「軌道に乗っている」と語った。同時に「同盟国との合理的な撤退」の一環として、米部隊の一部は9月までとどまる見通しとした。

ホワイトハウスのサキ報道官は記者団に対し、アフガンからの米軍の撤退は8月末までに完了すると表明。バイデン大統領はこれまで、01年の米同時多発攻撃からちょうど20年に当たる9月11日を撤退期限としていた。

アフガン政府筋によると、3日に式典が行われ、同基地はアフガン政府に正式に引き渡される。米軍はこれまで、バグラム基地を空爆や後方支援の主な拠点としてきた。

反政府武装勢力タリバンのザビフラ・ムジャヒド報道官は「撤退を前向きな一歩と受け止めている。外国軍の完全な撤退で、アフガニスタンは安定と平和に近づける」と述べた。

米国防当局者によると、アフガン米軍のオースティン・ミラー司令官が、首都カブール駐留軍の安全確保に向け全ての権限を維持する。

西側諸国の外交官によると、米国はカザフスタン、タジキスタン、ウズベキスタンの中央アジア3国に対し、米軍、もしくは同盟軍のために働いた約1万人のアフガン人を一時的に受け入れるよう要請した。

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