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中国株弱気の香港アナリスト、中国SNSのアカウント停止

ロイター / 2022年5月2日 12時7分

中国株について弱気の見方を率直に発信し続けていた香港拠点のボコム・インターナショナル(交銀国際)調査責任者ホン・ハオ氏が、中国ソーシャルメディアのアカウント停止に遭った。同氏を起用したバスの広告、香港、2016年10月撮影(2022年 ロイター/Bobby Yip)

[上海 1日 ロイター] - 中国株について弱気の見方を率直に発信し続けていた香港拠点のボコム・インターナショナル(交銀国際)調査責任者ホン・ハオ氏が、中国ソーシャルメディアのアカウント停止に遭った。メッセージアプリの微信(ウィーチャット)に持つアカウントの全てのコンテンツが4月30日夜からブロックされた。

ウィーチャットは、同氏のアカウント自体も規約違反で停止しているとした。具体的な違反内容は明らかにしていない。

同氏のミニブログ微博(ウェイボ)のアカウントも4月30日以降消去された。

ホン氏と交銀国際にコメントを要請したが、返信はない。

中国の株式市場は今年、世界で最も低迷しているグループの1つ。主要銘柄で構成するCSI300指数は2年ぶりの安値に沈み、上海総合指数は北京市で住民への大量コロナウイルス検査が再開された4月25日に、一時3000の大台を割り込んだ。

ホン氏は3月の段階で、最悪のシナリオに基づくと同指数が3000を下回ると予想していた。また米国上場の中国企業がうまくいかなくなったのは、米国の会計ルールよりも中国政府のハイテク企業に対する締め付けが原因だと指摘。中国株への信頼感の失墜による資本流出の可能性を警告していた。上海が厳しいロックダウン(都市封鎖)を開始した直後の3月31日には、ツイッターに「上海:ゼロ移動はゼロGDP」などとも書き込んでいた。

中国は習近平国家主席が今年後半の党大会で3期目入りを目指している中で経済と市場が強い逆風にさらされているが、中国での市場アナリストやコメンテーターのネガティブコメントはしばしば検閲され、締め付けも強まっている。

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