米大統領、金氏は「ロケット好き」 日韓に駐留費負担増を要求
ロイター / 2019年12月4日 2時56分
[ロンドン 3日 ロイター] - トランプ米大統領は3日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長を信頼していると述べた上で、「ロケットを打ち上げるのが好きなようだ」と話した。
トランプ氏はロンドンで開催中の北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席中。記者団に対して「だから、彼(金委員長)をロケット・マンと呼んでいる」と語った。北朝鮮が非核化に応じると期待していると述べた上で、「いずれ分かるだろう」と指摘した。
北朝鮮は先週、「超大型多連装ロケット砲」の実験の一環で日本海に向けて飛翔体2発を発射した。北朝鮮は米国に対し年末までに交渉姿勢を柔軟化させるよう求めており、時期が迫っていることを警告する狙いだと捉えられている。
外交筋によると、英独仏の要請により、国連安全保障理事会が4日に非公開で開催され、北朝鮮の先週の飛翔体発射について協議される見込み。15カ国で構成される安保理は2006年に北朝鮮の弾道ミサイル使用を禁止した。
北朝鮮はこの日、米国が翌年に大統領選挙を控えているため、非核化協議を長引かせていると非難した。
トランプ氏はこのほか、韓国と日本の米軍駐留費について両国の負担を増やす交渉を進めていると指摘。トランプ氏によると、韓国は昨年、米国による「防御」への負担を5億ドル近く増やすことに合意した。米国はさらなる負担増加を望んでいると述べた。
韓国に米軍を駐留させることは米国の安全保障の理にかなっているかどうかとの記者の質問に対して「議論の余地がある。私はどちらの道でも良い。どちらでも議論できる」とした。「ただ一つ言えることは、もし米軍を駐留させるのであれば、より公平な負担分担にするべきだ」とも述べた。
*内容を追加しました。
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