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イスラエル総選挙、ネタニヤフ氏の右派勢力優勢 過半数届かない見通し

ロイター / 2020年3月3日 10時9分

 3月3日、イスラエルで2日に行われた総選挙は、ネタニヤフ首相(写真)が率いる右派勢力が優勢となったものの、過半数議席には届かない見通しとなった。主要テレビ局の出口調査による。1日、同国のキリヤットマラチで撮影(2020年 ロイター/Amir Cohen)

[エルサレム 3日 ロイター] - イスラエルで2日に行われた総選挙は、主要テレビ局の出口調査によると、ネタニヤフ首相が率いる右派勢力が優勢となったものの、過半数議席には届かない見通しとなった。

与党、右派「リクード」を率いるネタニヤフ氏はこれを受け、ツイッターに勝利宣言を投稿した。

イスラエルの総選挙はここ1年で3回目。昨年4月、9月の総選挙では連立協議が不調に終わっている。

リクードが勝利すれば、収賄などの罪で起訴されているネタニヤフ首相(70)が引き続き長期政権を担う力があることの証明となる。

また、トランプ米大統領の和平案に基づき、総選挙後にヨルダン川西岸のユダヤ人入植地と西岸東部のヨルダン渓谷を併合するというネタニヤフ氏の公約は、続投が決まることで実現に近づく。パレスチナ側はこの計画を拒否している。

イスラエルの3大テレビ局は出口調査に基づき、リクードおよび同党と連帯する宗教政党などの勢力が国会定数120のうち60議席を獲得したと予想。その後、チャンネル12と13は最新の調査結果に基づき、獲得議席は59との見通しを伝えた。

これらの予想通りだった場合、過半数議席61にわずかに届かないため、ネタニヤフ氏は他党との連立交渉を進める必要がある。

出口調査に基づく獲得議席の予想は、リクードが36─37議席、ガンツ元軍参謀総長が率いる中道野党連合「青と白」は32─34議席。

最終的な選挙結果は3日中に発表される予定。

ガンツ氏は選挙後の演説で、選挙結果に失望したと述べたが、敗北は認めなかった。

一方、リクードの広報担当者は、ネタニヤフ首相が勝利演説を行うと述べた。

昨年9月の選挙では、ガンツ氏の「青と白」が33議席を確保し、リクードの32議席を上回っていた。

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